「イケヤン★2011-2012 オーラス展」 IKEYAN
開催概要
開催内容
今年一年、熱い陶芸スピリットをもって日本全国を駆け巡った若き陶芸家達の最終到達地。そして京都から始まり東京へ続くgallery "neutron"の歴史を締めくくる最終企画展。
「陶芸・日本代表」を自負する青木良太率いる精鋭達がneutron tokyoに大集結!もちろんneutronでお馴染みの金理有や篠崎裕美子ら常連組も新作を携え、新人メンバー達と火花を散らす。2012年の最後、そしてニュートロンの最期を飾るに相応しいスペシャル陶芸祭をお見逃し無く!!
イケヤン★レギュラーメンバー
青木 良太 / 穴山 大輔 / 大江 憲一 / かのう たかお / 金 理有 / 篠崎 裕美子 / 田村 一 / 新見 麻紗子
山田 想 / 北川 チカ / 山下 紫布 / 宮木 英至 / 石黒 剛一郎 / 古賀 崇洋 / 岡崎 裕子
イケヤン★新メンバー
吉村 茉莉 / 桑田 智香子 / 山口 由次 / 戸叶 恵介 / 鴻 義成
イケヤン★web www.ikeyan.jp
[主催者コメント]
「イケヤン★2011-2012 オーラス展」 に寄せて
昨年の三月十一日を忘れることは出来ない。
そしてその直後に多くの東京のギャラリーが営業を中断する中、意を決して開催を決行した「イケヤン★展 2010-2011オーラス」は、私とneutron tokyoの記憶に強く刻まれる企画となった。主宰の青木良太氏とギリギリまで話し合った結果の開催であったが、当時被災地だけでなく東京も交通機関が復旧しきらず、水や備蓄品の不安もあり、なにより余震や放射能のリスクも強く存在している最中で、ただでさえ「割れ物」の陶器を大量に展示する企画など、考えてみれば無謀であった。しかし、その初日のオープニングは実に感動的であったのを今でも鮮明に思い出す。
甚大な被害を受けた益子から、田村一氏が駆けつけた。そして涙ぐみながら私に言った。「この展覧会があるからここ数日生きて来られました。本当にありがとう。」 彼だけでなく、多くの作家やアートファンがその夜、再会を心から喜んだ。 そして私は身震いしながら、アートの力、表現を愛する事の力を思い知った。
世の中の多くのイベントが開催を自粛した中で、アートイベントは拠り所となり、売上げの一部はチャリティーに回された。私達は東京に居ながら懸命に戦った。その時、このギャラリーはシェルターであり、聖地であった。 展示においては細心の注意を払い、背の高い棚を用いず地べたに陶器を並べた。そして営業終了時には全ての器を伏せて帰宅した。今年はもっと良い展示が実現出来るだろう。もちろん、地震対策を忘れることなく。
全国各地から熱い志を掲げて集う彼らに、neutronの歴史の最後にまた出会う。これは決して偶然ではなく、震災後の世界における必然と言えるだろう。 土を焼いた陶器は何千年の歴史を経て形状を留め、遥か未来へメッセージを届ける。この苦難と激動の時代に、私達と彼らが生きた証として。
2012年12月
有限会社ニュートロン 代表取締役
gallery neutron主宰
石橋 圭吾