富士篤実 展
開催概要
- 会期
- 2012年10月15日 〜 2012年10月20日
- 会場
- Oギャラリーeyes (大阪府大阪市北区西天満4-10-18 石之ビル3階)
- 参加クリエイター
- 富士篤実
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
[作家コメント]
最初に、異性に対する「憧れ」がありました。
これは色んな感情を含めたものです。性別と言うのは「行動できる範囲」だと考えています。
僕も男性が故に、行動を制限される事や許されない行動があります。
イメージした行動があっても、性別と言う行動範囲が、表現することを抑圧するのです。
抑圧されたイメージは外に出られずに、僕の内側にドリップされて行きます。
そんな外界に零れ落ちなかったイメージが、僕の内側でアニマの世界観を作り始めました。
その世界には、子供のままでい続けようとする人、その世界を崩そうとする侵入者、時間を受け入れる人、
新天地を望む人、普通に過ごす人・・・色々な自分が投影されたキャラクターが生まれます。
個人的な理由から絵を描き始めていますが、普遍的な所にまで昇華できるテーマだと思っています。
皆さんにはないでしょうか?内側の世界。
「絵」と言う存在は、人々が外界に零れ落とせなった抑圧の結晶なのかも知れません。
僕の中のアニマの世界に、一人の男の子が出てきました。
僕は、彼を「last boy」と名付けてみました。
「last」なのに、当分登場してきそうな予感がしています。
last boyは女性の世界に現れた異物です。その異物は、女性やそれ以外のものたちの
ニーズに応えようとして、常に変形を繰り返し、分裂を繰り返すのです。
変形を繰り返す度に「もしかしたらの自分」が生まれます。外界に零れ落ちなかった
「もしかしたらの自分」が量産されるのです。
実生活でも、あらゆる分野・場所で、自分の選択をできる機会が増えました。
選択の自由は、イメージの解消を生み出すものかとの期待に反して、
「もしかしたらの自分」を生む要因になっているようにも感じます。
あらゆる人の「もしかしたらの自分」を解消するために、絵が生まれる速度はどんどん増すのでしょう。
「last boy」はそんな社会の象徴なのかも知れません。