プラスプラスプロジェクトvol.6 都市と呼吸 今村遼佑・山根明季子
開催概要
開催内容
プラスプラスプロジェクト第6回となる本展では、作曲家と美術家によるコラボレーションをご覧いただきます。 美術家・今村遼佑と作曲家・山根明季子、2人の異なるジャンルを背景とするアーティストがそれぞれのアプローチから、音を素材としたインスタレーションを展開します。 さらに、ドローイングやテキストスコアなどの視覚的な要素も加わり、空間が構成されます。音の表現が重なり合う街中のギャラリー空間で、私たちはその響きをどのように体感するのでしょうか。
+1art
プラスプラス*プロジェクト」について
これは、音を素材としたり、音をイメージした作品を制作する若手作家を支援する+1art のシリーズ企画です。 2023年よりスタートしました。想定外の事態に揺れるこの激動の時代にあって、表現行為はさらに多様になり、これからも想定外の作品が次々と生まれていく予感がします。 本プロジェクトは、ギャラリー空間がその起点となることを期待するものです。
*「プラスプラス ¡plas, plas!」は拍手音を表すスペイン語のオノマトペ
今村遼佑
遠くの音、近くの音、足元の音。体の中の音。視覚と違って、音は後ろからでも、上からでも、こちらの意識を越えて、どこからでも聞こえてくる。だから、部屋の中にいても、街を歩いていても、あちこちから音が聞こえると「世界に存在している」って気がとてもする。そしてそれは、心地よかったり、哀しかっ たり、時に不安にさせたり、いろんな感情を伴いながら、世界に存在することの不思議を教えてくれる気がする。
山根明季子
いつも電気のドローン(持続)音に取り囲まれている。加速成長を促進して支えてきた電気の音。スーパーの冷蔵庫から発せられる持続音はいつでも安定して大量の食品が並んでいる 状態を維持していて、日本で私はグローバルな資本主義の下で帝国的な豊かさを受け取っている。家庭内やインフラを支 え家事やケアと結びつく電化製品、不可視化された再生産労 働の音。