吉田 和夏
開催概要
- 会期
- 2026年09月12日 〜 2026年10月17日
- 会場
- GALLERY MoMo Ryogoku (東京都墨田区亀沢1-7-15)
- 参加クリエイター
- 吉田和夏
- ジャンル
- アート
- タグ
- インスタレーション、平面、立体
開催内容
GALLERY MoMo 両国では、2026年9月12日(土)から10月17日(土)まで、吉田和夏の個展「Fresh Fossils」を開催いたします。
吉田はこれまで、地形、恐竜、立体模型、鉱物などの博物学的なモチーフからインスピレーションを得て、平面や立体にとらわれない作品を制作してきました。近年では目に見えない未知の事物にも着目し、現実世界に似たパラレルワールドや多元宇宙における空間、時間、生物などを身近なモチーフを用いながら多層的な表現で描き出してきました。
本展では、これまでの恐竜や身近なモチーフで、時間や記憶を物質として保存すること、そしてその営みへの愛をテーマに制作された作品を展示します。
作品に頻繁に登場する恐竜は、昭和のフィギュア、図鑑、博物館での体験といった、作家自身の多様な記憶が混ざり合って形作られています。2億3000万年前に出現した恐竜、1970年代に刊行された図鑑、1983年生まれの作家が生きる現在という、本来交わらない異なる時間が同居することで、吉田の絵画は構築されています。「Fresh Fossils(瑞々しい化石たち)」というタイトルには、悠久のひとかけらを、愛をもって描き留めるという、作家の真摯な姿勢が込められています。
画面に描かれる、額縁を兼ねた厚い縁を持つ箱は、複数の時間を保存する装置であり、モチーフたちが魅力的に佇むステージでもあります。遺跡の片隅にある壁龕(へきがん)を思わせる、人工的でありながらも長い時間が覆い被さるような独特の気配をまとった空間表現を、ぜひ会場にてご高覧ください。
アーティストコメント
生きている化石、"Living Fossil"という言葉がある。
相反しているような言葉の組み合わせだけれど、 オウムガイやカブトガニなど、祖先の形状を保ったまま今も生きている生物のことを表している。
もうここにはいないものが私の記憶を通して目の前にある。
"Fresh Fossils"、瑞々しい化石たち。
悠久のひとかけら、愛をもって描き留めた。
2026年 吉田 和夏