ヤマザキマリの世界 今この瞬間を生きる―Carpe Diem―
開催概要
開催内容
ヤマザキマリ(1967―)。映像化もされた代表作『テルマエ・ロマエ』『オリンピア・キュクロス』などの漫画作品から、『国境のない生き方』『扉の向う側』などの自伝的エッセイにいたるまで、その多岐に渡る創作活動には、自身のそれまでの様々な出会いや濃密な体験が息づいています。
14歳でヨーロッパをひとり旅、17歳でイタリアへ留学、油絵と美術史を学び、約10年イタリアで過ごします。1995年に講談社新人漫画賞に入選、日本へ帰国しますが、その後イタリア人の比較文学研究者との結婚を機にエジプト・シリア・ポルトガル・アメリカで暮らします。ヤマザキは「筋金入りの遊牧民型」を自負し、自分の地図は〈地球サイズ〉であると語ります。主人公ルシウス(『テルマエ・ロマエ』)やデメトリオス(『オリンピア・キュクロス』)には、世界も時空も軽々と飛び越える、作家自身の姿が見えてきます。
自著のタイトルにも用いている、“Carpe Diem(カルペ・ディエム)”の意味は「一日を摘み取れ」。一日一日を目いっぱい楽しめという、このラテン語の格言は、ヤマザキマリの生き方そのものに重なってきます。
本展は、漫画作品やイラストワークと文筆、そして油彩画など、幅広い創作活動をご紹介しながら、ヤマザキマリの〈地球サイズ〉の世界観と人生観に迫ります。