没後20年 大野五郎 / 夭折の画家 小野幸吉

開催概要

会期
2026年09月12日 〜 2026年11月03日
会場
八王子市夢美術館 (東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F)
参加クリエイター
大野五郎 / 小野幸吉
ジャンル
アート
タグ
絵画

開催内容

大野五郎はその後半生を八王子で過ごした洋画家です。昭和初期に「1930年協会」でその頭角を現すと、その後、松本竣介たちとの新人画会、寺田政明たちとの主体美術協会等で活躍し、96歳まで画壇を牽引しつづけました。約60点の作品が当館に所蔵され、主要なコレクションの一角を占めています。
2006年に亡くなった大野のアトリエには、多くの自作に混ざり、ただ一点、他の画家の作品が残されていました。それは、若き日にともに研鑽を積んだ画友・小野幸吉の作品です。どのような経緯で大野の手元にあったのかは不明ですが、二人の友情を物語る深い証しといえるでしょう。
小野幸吉は大野とともに「1930年協会」で活躍を始めた矢先、わずか20歳で夭折した画家です。彼の遺作は故郷・山形県酒田の本間美術館に収蔵され、その惜しまれた才能を今に伝えています。長寿を全うした大野五郎と、若くして世を去った小野幸吉――対照的な生涯を送った二人の作品を通して、昭和から平成にかけての洋画家の歩みを辿ります。
若き日の二人が所属した「1930年協会」は、八王子ゆかりの小島善太郎らが結成した洋画家グループです。絵画研究所や公募展を通じて広く門戸を開き、当時、若者たちの熱い支持を集めました。同協会はわずか5年間で活動を終えましたが、今年はその結成100周年にあたります。このたびの展覧会では、同協会の資料も併せて展示し、大野五郎と小野幸吉の画業とともに「1930年協会」の業績をあわせて回顧します。

大野五郎
1910年、東京都北区に生まれる。1926年より画塾で学ぶ。1930年協会、独立展等を経て1964年に主体美術協会創立会員となる。1979年より八王子で過ごす。2006年に96歳で逝去。

小野幸吉
1909年、山形県酒田市に生まれる。幼少より病弱であった。1924年、画家を志し上京し画塾に学ぶ。1930年協会展、二科展等で頭角を現すも1930年に20歳で逝去。

没後20年 大野五郎 / 夭折の画家 小野幸吉