真島直子展「チミモウリョウ也」

開催概要

会期
2026年08月26日 〜 2026年09月26日
会場
MIZUMA ART GALLERY (東京都新宿区市谷田町3-13 神楽ビル2F)
参加クリエイター
真島直子
ジャンル
アート
タグ
立体、オープニングレセプション

開催内容

ミヅマアートギャラリーでは、8月26日(水)より真島直子展「チミモウリョウ也」を開催いたします。1944年生まれの真島は、50年にわたる画業の中で、鉛筆画やオブジェ、油絵など多様な作品を発表してきました。大きな紙を床に置き全体重をかけ、紙と一体になるように身体感覚に導かれて描き進められる鉛筆画は、細胞が増殖するように有機的なイメージが画面いっぱいに脈動します。うごめくような濃淡の線群は、オブジェでは糸や布の群れとなり、接着剤の粘性を帯びた光沢と混ざり合い、三次元へと立ち現われます。 2018年には名古屋市美術館と足利市立美術館で大規模個展が開催されるなど、その独自の表現は国内外で高く評価されています。

本展は、新作オブジェを中心に構成されます。 富士山の麓で友人が拾った動物の骨、駄菓子の景品、フランスの流木、一羽分の鳥の羽、織物をやっていた母の遺した織の糸、自分の衣服の一部、そしてアトリエで使用している椅子までもを素材として取り込み、形を与えていきます。

真島が考える「チミモウリョウ」とは、風や水、森、石、川などに宿る精霊のような、形のないものです。それらはアニミズムを想起させますが、それ以上に、作家自身が現実の中で「確かにいる」そして「共にそこにいる」と感じられる存在だと言います。

あらがえない出来事に直面したとき、まるで世界に一人だけ残されてしまったかのような孤独の中にいるとき、そこには必ず、人との巡り合わせや、自分を支えてくれる存在があったと真島はいいます。「チミモウリョウ」たちへの感謝を捧げるかのように、自らの生活の一部であるものを用いて生み出された作品群は、どこか祝祭性を帯びています。

ミヅマアートギャラリーでは2012年の個展「妖精」以来、14年ぶりの展覧会となります。新作オブジェに加え、1990年代の未発表ドローイングや当時制作された鯉のオブジェを再構成し、一つのインスタレーションとして展開します。

「崩壊ギリギリ、怪しげで危うい美しいものを作りたい。自分が作ったものに翻弄されたい」と語る作家の今をご覧いただけますと幸いです。

真島直子展「チミモウリョウ也」