⼭⼝歴「VORTEX」

開催概要

会期
2026年07月25日 〜 2026年08月20日
会場
CALEIDO GINZA THE HUB (東京都中央区銀座五丁⽬ 11-12 ⽇総 26 銀座ビル 1F)
参加クリエイター
⼭⼝歴
ジャンル
アート
タグ
彫刻

開催内容

東京・横浜を中⼼にオフィスビルの開発・運営事業を営む⽇総ビルディング株式会社(東京都中央区)は、アーティストとの深い対話を通じて、銀座を「⼈と⽂化が交差する結節点」へと編んでいくアートプロジェクト「CALEIDO ART PROJECT」を始動します。
その第⼀弾として、「CALEIDO THE HUB」(銀座五丁⽬ みゆき通り)のこけら落としとなる、⼭⼝歴(やまぐち めぐる)の展覧会「VORTEX」を 2026 年 7 ⽉ 25 ⽇(⼟)より開催します。
⼭⼝歴は、今年、ニューヨーク州ブルックリンから 19 年ぶりに⽇本へ拠点を移しました。本展は帰国後初の⼤規模な展覧会であり、彼にとって創作の再起点となります。新作「VORTEX」は、⼤きな⽀持体を床に⽔平に置き⾼速で回転させながら、その上に⾃らの意思で鋭利な直線や筆跡を構成していく新たな作⾵で、⾼さ4メートルを超える⼤型作品です。本年6⽉11⽇より CALEIDO THE HUB にて約⼀ヶ⽉間の公開制作し、本展でその全貌を初公開します。


⽇総ビルディング株式会社代表取締役 ⼤⻄隆之/CALEIDO ART PROJECT からのメッセージ

街を歩いていて、ふと⾜を⽌める瞬間があります。ショーウィンドウの設え、路地の奥の⼩さな看板、受け継がれてきた職⼈の⼿仕事。銀座には、そんな「⼈を⽴ち⽌まらせる⼒」が今も息づいています。何代にもわたって磨かれてきた美意識と、新しいものを受け⼊れる懐の深さ。この街が積み重ねてきた⽂化の厚みは、世界でも類を⾒ないものだと思います。
⼀⽅で、街の⾵景が少しずつ均質になりつつあると感じることもあります。効率や利便性が優先される時代のなかで、銀座らしさを形づくってきた個性や物語が静かに埋もれていくとしたら、この街を愛する⼀⼈として、それはあまりにもったいないことです。
CALEIDO ART PROJECT は、その問いから始まりました。アートは、専⾨知識がなければ楽しめないものではありません。⾒慣れた街⾓が少し違って⾒える。知らなかった店の物語に出会う。誰かとの会話が⽣まれる。そしてアーティストにとっても、この街の⼈や歴史との出会いが、次の創作へ向かう刺激となる。⼈と街とアートが互いに響き合う、そんな場をつくりたいと考えています。
万華鏡がひと巡りごとに⼆度と同じ模様を⾒せないように、⼈とアートと街の出会いもまた、その時にしか⽣まれない⼀度きりの⾵景です。多様な光が重なり合うたびに、新しい模様が⽣まれていく。
CALEIDO という名には、そんな願いを込めています。
アートをきっかけに、皆さまと銀座の新しい物語が始まれば、これほど嬉しいことはありません。

⼭⼝歴「VORTEX」について
CALEIDO ART PROJECT の第⼀弾は、19 年間ニューヨークを拠点に活動してきたアーティスト・⼭⼝歴とともにはじまります。19 年振りに⽇本へ戻った彼にとって創作の原点に⽴ち返る⼀歩であり、⽇総ビルディングが銀座で⽴ち上げる新規事業「CALEIDO ART PROJECT」にとってはこけら落としとなる、両者にとっての新たな挑戦です。
新作「VORTEX」の原体験は、⽶国アリゾナ州セドナで⼭⼝が⽬の当たりにした、激しく螺旋状にねじれた巨樹にあります。それ以来、太陽を巡る星々の公転、⽔の渦、そして回転そのものが宿す根源的な⼒強さに、彼は深く魅⼊られていきました。
「この⼒を、⾃分の作品にも取り込みたい」。その純粋な衝動が、⼤胆なブラシストロークとカット・アンド・ペーストを軸にしてきた⼿法に、「回転スピン」という技法を加えました。
⼭⼝と銀座を結んだのは、⽇総ビルディング CEO・⼤⻄隆之との出会いでした。対話のなかで⼤⻄が語ったのは、⽂化と経済が循環する街の仕組みづくりという CALEIDO ART PROJECT の構想です。そのビジョンに、⼭⼝は深く共鳴しました。そして銀座5丁⽬、ガラス張りの路⾯空間CALEIDO THE HUB で、作品の最終⼯程を公開制作するプロジェクトが動きはじめます。
明治の煉⽡街以来、銀座は時代ごとに「次の都市⽂化」を提⽰し、街そのものを編み直してきました。紹介制の店、職⼈との対話。その⼀つひとつに、ここでしか流れない空気が息づいています。⼭⼝の⽬に映る銀座は、世界中の⼈々の欲望や情熱が「エネルギーの渦」となって絶えず渦巻く街。
「VORTEX」は、そのカオスを芸術へと昇華させ、欲望を⽂化の波動として街へ還流させていきます。
そこで⽣まれる無数の出会いが、万華鏡のように模様を変えながら、街と⼈とが交差する新たな結節点を編み上げていく。⼭⼝歴がこの街で⾒出した熱を原動⼒に、いま、銀座のど真ん中「VORTEX」は回りはじめます。

⼭⼝歴「VORTEX」