倉本裕梨・中川晶子「対岸の眼下に」
開催概要
- 会期
- 2026年08月01日 〜 2026年08月30日
- 会場
- YUGEN Gallery (東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F)
- 参加クリエイター
- 中川晶子 / 倉本裕梨
- ジャンル
- アート
開催内容
YUGEN Galleryでは、2026年8月1日(土)から8月30日(日)まで、倉本裕梨・中川晶子「対岸の眼下に」を開催いたします。
本展は、川の流れと堆積を起点にした倉本裕梨と中川晶子による企画展です。
タイトルの「対岸の眼下に」は、私たちの日常と遠い場所をつなぐ媒介として川を捉え直そうとするものです。水の流れは、文明の起源や交易の動脈、あるいは生死の境界など、神話や比喩として象徴的に語られてきました。対して本展は、より身近で普遍的な存在としての川にまなざしを向けます。
写真と音というメディアを扱う2人の作品は、それぞれ広島という固有の土地に深く根ざしたものです。けれども同時に両者の作品から立ち上がる風景や音像は、どこにでもありそうな匿名性を有しています。
こうした身近にありながら意識を向けることが少ない素材に焦点を当てることで、大きな物語や遠い土地の問題が日々の生活と地続きであることを再確認する機会とします。
本展は、広島を拠点に活動するタメンタイの山本功によるキュレーション企画です。YUGEN Galleryでは、2024年開催の「タイムとマシンの平和利用」、2025年開催の「ひろしま みどりとりどり」に続く、3年連続の企画展となります。
会期中には、アーティストトークおよびキュレータートークを開催いたします。本展の視座や作品の背景について、作家・キュレーターそれぞれの立場からお話しいただく予定です。ぜひあわせてご来場ください。
なお、本展は弊社協賛のアートプロジェクト「MAFIN 2026(Miyajima Art Festival in the Narrative 2026)」(2026年11月~12月、広島・宮島開催予定)とも連動しています。同アートプロジェクト会期中には、本展を広島で再構成した企画を予定しております。詳細は後日ご案内いたします。
【キュレーター・山本功より】
窓辺に頬杖をついて、水の向こうに耳を澄ます
あちら側とこちら側を隔てる、だれのものでもない川
川は焼けない
川は失われない
過去を水底に湛え、いまを流し続ける
橋が架かり、けれども向こう岸は対岸になった
水辺はつながっている
触れられることを待っている