近藤聡乃 夢のタイトル

開催概要

会期
2026年11月21日 〜 2027年01月24日
会場
太田市美術館・図書館 (群馬県太田市東本町16番地30)
参加クリエイター
近藤聡乃
ジャンル
アート
タグ
アニメーション、スケッチ、ドローイング

開催内容

15年ぶりの新作アニメーションを初公開
アニメーション作品にいたるまでの、膨大なスケッチやドローイング作品も展示

本展では、近藤聡乃による15年ぶりの新作アニメーション《呼ばれたことのない名前》を初公開いたします。ニューヨークを拠点に、現代美術、マンガ、エッセイなどの複数の分野で活動する近藤聡乃は、2014年に開始した長編連載マンガ『A子さんの恋人』を2020年に完結した後、本格的にアニメーションの制作に取り掛かりました。
会場では、アニメーション作品としてまとめあげるまでに描き溜めた、膨大な数のスケッチ、ドローイング、自身の創作について書いたエッセイマンガ『ニューヨークで考え中』の原画なども展示し、近藤の最新のアニメーション作品とその創作に複合的にアプローチします。

[作家コメント]
十八年前に子どもを産む夢を見た。名前をつけたところで目が覚めて、それからずっと、私はその子どもについて考えている。まだ産まれたことはないけれど、名前があることでたしかに存在しているように思われる子どもについてである。なんだか夢みたいな話だが、思えば私がしてきた制作とは、そんなつかみどころのないものを、少しずつ言葉や絵に置き換えて理解していくということなのかもしれない。名前を呼ばれたことのないままに、あの子はもう十八歳である。この長い夢にもそろそろタイトルをつける頃だろう。

ー 近藤聡乃


[みどころ]
①《KiyaKiya》(2010-2011)以来の新作アニメーションを初公開
近藤聡乃は、現代美術、マンガ、エッセイなどの複数の分野で活動するがゆえに、制作したアニメーション作品は4点*と数多くありません。本展では、2011年以来の新作となるアニメーション作品《呼ばれたことのない名前》(2024-2026)を初公開します。
*《電車かもしれない》(2001-2002)、《てんとう虫のおとむらい》(2005-2006)、《KiyaKiya》(2010-2011)、《呼ばれたことのない名前》(2024-2026)

②近藤聡乃が壁面に直接描く
ドローイング、スケッチ、マンガ、エッセイの題字など、すべてにおいて近藤が描く線や手書きの文字は美しく、筆の運びを想像させる線幅(せんぷく)が大変魅力的です。本展では、近藤が当館の壁面に手書きでテキストやイラストを描いたものもご覧いただけます。

③アニメーション作品にいたるまでの、膨大なスケッチ、ドローイング作品
近藤のアニメーション創作の過程はとても豊かです。頭に浮かぶイメージを描き出した膨大なスケッチ、それらをもとに一枚の絵画として描かれたドローイング作品。そこから絵コンテが作られ、アニメーションとしてまとめあげるのです。本展では、2014年から描き始められたスケッチ、ドローイング作品など、創作プロセスがうかがえる作品を多数展示します。

④創作や日常について作家自らが語るエッセイマンガ
近藤が隔週でウェブ公開しているエッセイマンガ『ニューヨークで考え中』には、作家の日常が軽やかかつ実直な視点で描かれています。生活の中での創作を垣間見るかのように、本作で描かれた新作アニメーションに関する話を中心に、本展では『ニューヨークで考え中』の原画も展示します。

近藤聡乃 夢のタイトル