Russell Tyler From the Shore(海辺から)
開催概要
開催内容
この度、KOKI ARTSではラッセル・タイラーの個展「From the Shore」を開催いたします。弊ギャラリーで4度目の個展となる本展では、新作の小品8点を展示いたします。
タイラーは、新作においても一貫して幾何学的抽象の 探究を続けています。絵具を厚く塗り重ねるインパスト(盛り上げ技法)を用いた、感情豊かで触覚的な筆致によって描かれた作品は、緻密に構成されており、色彩や形態の繊細な変化が展開されています。幾何学的な厳格さを持ちながらも、その色彩はまるで自身の構造が課した境界を突き破ろうとするかのような、非物質的な広がりを作品に与えています。
画面は、滑らかで制御された筆致と、感情の赴くままの筆跡(マークメイキング)の対 話によって活性化されています。ミニマリズム、コンクリート・アート、そして表現主義といった抽象の歴史と遊び心ある対話を繰り広げながら、タイラーの作品は、長く見つめることで、その絵画的構造を明らかにしていきます。主に矩形の形態で構成されているにもかかわらず、その幾何学的抽象は自然界を美しく連想させ、モダニズムの形式的な枠組みに有機的な生命を吹き込んでいます。
ラッセル・タイラー(1981年生まれ)は、2006年にコンコルディア大学でBFA(美術学士号)、2010年にプラット・インスティテュートでMFA(美術修士号)を取得。現在ニューヨークで制作。国内外で幅広く展示を行っている。主な個展に、KOKI ARTS(東京、2024年、2020年)、Over the Influence(ロサンゼルス、2022年)、ADA Gallery(リッチモンド、2021年)、Galerie Nicolas Robert(モントリオール、2020年)、Loyal Gallery(ストックホルム、2020年)、The Hole(ニューヨーク、2020年)など。二人展に、Louis Buhl & Co.(デトロイト、2024年)、Mindy Solomon Gallery(マイアミ、2024年)、The Hole(ニューヨーク、2022年)、Gaa Projects(ケルン、2022年)など。グループ展に、Harper's(ニューヨーク、2024年)、Mother Gallery(ビーコン、2023年)、A+B Gallery( ブレシア、2022年)、三越コンテンポラリーギャラリー(東京、2020年)など多数。タイラーの作品は、The New York Times Style Magazine、Le Monde、Artforum、Blouin Artinfo、Modern Painters、NY Arts Magazine、San Francisco Arts Quarterly、The Brooklyn Rail、Hyperallergic、Artspace などのメディアでも紹介されている。