宮山 香和「しせん」
開催概要
- 会期
- 2026年06月27日 〜 2026年07月12日
- 会場
- KATSUYA SUSUKI GALLERY (東京都目黒区柿の木坂1-32-17)
- 参加クリエイター
- 宮山香和
- ジャンル
- アート
- タグ
- アート、絵画、油絵
開催内容
KATSUYA SUSUKI GALLERYでは、2026年6月27日(土)から7月12日(日)まで、宮山香和個展「しせん」を開催いたします。
私たちは日々、膨大な情報に囲まれながら生きています。目にした出来事や他者の言動は瞬時に解釈され、「こういう人だ」「こういう出来事だ」という像へと整理されていきます。その解釈は個人の内側に留まることなく共有され、繰り返されることで、ときに疑いの余地のない定義として社会のなかに定着していきます。
宮山は本展において、そうした現代における認識のあり方に着目します。会場では、穏やかな風景のなかに人物が佇む絵画作品とともに、会期中変化を続けるインスタレーションを展開します。個々の作品はそれぞれ独立した表現でありながら、展示全体を通してひとつのコンセプトを浮かび上がらせます。
タイトルの「しせん」は、複数の意味を内包する言葉として名付けられました。本展は、私たちが他者や世界をどのように見つめ、理解し、その像を形づくっていくのかを問いかけます。そして、その過程のなかで失われていくものは何か。本展は、その痕跡をたどる試みでもあります。
この機会にぜひ、ご高覧ください。
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人はほとんど、見たものをありのままの姿で受け取ることができない。
無意識のうちに、事実を芯に見立て、期待や願望という粘土で肉付けし、それぞれにとっての世界を形作っている。
とりわけ近年、あらゆる対象は認識された途端に解釈され、わかりやすいカテゴリーへと回収される。
そうした解釈は共鳴しながら増幅し、ときに強固な定義となって個人の輪郭を呑み込んでいく。
私の半径5mに広がる世界――まどろむような日々と生活もまた、その影響から逃れることはできない。
この瞬間も至るところで、《見る/見られる》からはじまる関係性が、想像による補完を経て《定義する/定義される》へと収束している。
私はその過程を、作品を通して露わにしたい。
途上にあったはずの、やわらかな体温を帯びた不確かさを取りもどすために。
宮山 香和