カンディンスキー 世界は鳴りひびく ー 日本のコレクションでたどる画業と反響 ー

開催概要

会期
2026年07月19日 〜 2026年09月03日
会場
宇都宮美術館 (栃木県宇都宮市長岡町1077)
参加クリエイター
Wassily Kandinsky
ジャンル
アート
タグ
絵画

開催内容

絵画は、童話のような力と輝きを手に入れた。
― ワシリー・カンディンスキー 1913年

ロシアに生まれ、活動期のほとんどをドイツやフランスという異国で過ごしたワシリー・カンディンスキー(1866-1944)は、「抽象絵画」の創始者のひとりとして知られています。事物の外面的な姿に頼らず、世界に感応する心の震えをそのまま映し出す絵画。それはいわば、感性の直接話法の探求でした。
色を聴くように、あるいは音を視るように、自らの全てと世界の全てを響き合わせる。そうした彼の取り組みは、ひとつの感受性がさまざまなメディアを複合する現代の多次元的な表現を先駆するものでもあります。
カンディンスキーは東洋や日本の芸術から多くの示唆を得ており、いっぽう日本もまた1910年代という早い時期から彼の実作と理論を積極的に受容してきました。本展は、日本との関係にも着目しつつ、国内に収蔵される作品を集結させて初期から晩年までの彼の画業を通覧する、はじめての機会となります。
画家自身が「童話のような」「新しいロマンティシズム」と呼ぶ、深い華やぎにみちた甘やかにして晴朗な「響き」の世界をご堪能ください。

[みどころ]
1. 日本各地のコレクションが集結
「絵画にできること」を決定的に拡張したカンディンスキー。その美術史上の重要性ゆえ、日本の多くの美術館が彼の作品を収蔵し、いまや国内にある作品だけで、彼の画業を通観できるようになりました。本展でそれが実現します。

2. カンディンスキー、ロマンティック!
「抽象絵画」がまやかしではないことを証明するため、明晰な理論家ともなる必要のあったカンディンスキー。けれども、理知のタガをはめなければ収拾がつかなくなるほどのロマンティシズムが、その作品にはあふれています。その饗宴をお楽しみください。

3. 日本の反響を徹底検証
水墨画や草書など東洋の美学にも通じる側面をもつカンディンスキー。その作品や著作に、日本の美術作家や美学者たちは、1910年という早い時期から敏感に反応しました。その受容の様相を、最新の研究をふまえて紹介します。

カンディンスキー 世界は鳴りひびく ー 日本のコレクションでたどる画業と反響 ー