生誕135年 山王美術館コレクションでつづる 岸田劉生展
開催概要
開催内容
愛娘・麗子の肖像画で知られ、日本の近代美術史を代表する画家の一人である岸田劉生(1891-1929)。黒田清輝の洋画研究所で外光派の表現を学び、雑誌『白樺』に紹介されたゴッホなど後期印象派の作品に強く感銘を受け画風が変化、北方ルネサンスの細密な写実表現を経て、中国の宋元画や肉筆浮世絵といった東洋画への傾倒へと至るまで、わずか38年の短い生涯で、日本画や油彩画といった洋の東西を超えた多彩な作品を描きました。
本展では、岸田劉生の生誕135年を記念し、4年ぶりの展示となる《麗子肖像》をはじめとする肖像画、京都時代の日本画、晩年の静物画など、当館所蔵の劉生作品を一堂に公開いたします。またコレクションより、武者小路実篤ら白樺派文化人との交友を示す《白樺同人寄書帖》、富本憲吉、梅原龍三郎、中川一政など、劉生と関りの深い同時代の作家作品もあわせてご覧いただきます。
山王美術館でしか出会うことのできない作品の数々を、どうぞお楽しみください。
[みどころ]
1. 岸田劉生「生誕135年」
山王美術館では、2009年のオープン以来、コレクションのみによる展覧会を開催してきました。他の美術館との作品の貸し借りは行っておらず、本展覧会で展示する作品の何れもが、「ここでしか会えない芸術作品」です。
本展では、38年という短い生涯の中で、洋の東西を超えて多彩な作品を残した岸田劉生の生誕135年を記念し、山王美術館所蔵の作品17点に加え、劉生作8点を含めた白樺派メンバーの友情の証《白樺同人寄書帖》も合わせて展示いたします。
2. 山王美術館の麗子像公開
劉生は深い愛情を込めて、愛娘・麗子の作品を数多く描きました。本展覧会では、当館コレクションの《麗子肖像》(1920年)を4年ぶりに展示、また《麗子桜花図》(1920年頃)を初展示いたします。
3. 劉生をめぐる人たち
白樺派の歌人・木下利玄が所蔵し、劉生も画を寄せた《白樺同人寄書帖》(1922-1924年)、富本憲吉、梅原龍三郎、中川一政など、同時代の作家作品を合わせて展示、劉生と同時代の文化人との交友について紹介いたします。