京都国立博物館開館130周年記念 特別展「大狩野派」

開催概要

会期
2027年04月20日 〜 2027年07月19日
会場
京都国立博物館 (京都府京都市東山区茶屋町527)
参加クリエイター
狩野永徳 / 狩野探幽 / 橋本雅邦
ジャンル
アート
タグ
日本画

開催内容

2027年、京都国立博物館は開館130周年を迎えます。
京都国立博物館は、明治30年(1897)5月1日に、日本文化伝統の地である京都東山の一角、かつて方広寺があった地に日本で3番目に古い国立博物館として誕生しました。京都ゆかりの有形文化財を中心に、わが国の伝統文化を保存・継承し、同時にその価値や魅力を国の内外へ広く発信することを大きな目的としています。その取り組みの一環として、京都国立博物館ではこれまでに狩野派に光を当てる特別展が数多く開催されてきました。そして、開館130周年という記念すべき節目の年に、日本最大の絵師集団「狩野派」の全容に迫る、半世紀ぶりの大回顧展が開催されます。
美術ファンの皆さまはもちろん、歴史や文化に心躍らせるすべての人へ。京都国立博物館がお届けする、“レジェンド絵師たち”による一期一会の特別展を、ぜひご覧ください。

【狩野派とは】
室町時代から明治時代にかけて、常に画壇の枢軸として活躍し続けた絵画流派であり、日本の歴史上、最大の規模を誇る絵師集団です。血脈による世襲を基盤とした同族的紐帯によって強固な組織を作り上げ、流派様式の徹底と工房による集団制作を武器に膨大な需要に対応するのみならず、優れた政治的手腕を発揮して各時代の権力者の庇護を受け、幕末まで安定した勢力を保ちました。400年もの長きにわたって画壇に君臨し続けた巨大流派は、世界にも類を見ません。
本展では、特別展2本分の内容を「室町~桃山編」と「江戸~明治編」の2部で構成。1週間の休止日を挟み、全作品総展示替を行って、国宝、重要文化財、新発見、初公開作品、海外里帰り作品など、約150件の代表作が一挙集結。狩野派の壮大な歴史と多彩な絵師たちが織りなす400年の軌跡を余すところなくご紹介します。

[みどころ]
1 半世紀ぶりの狩野派大回顧展-京博開館130周年に満を持してお届けします
京都国立博物館ではこれまでに 「室町時代の狩野派」(1996年)、「狩野永徳」(2007年)、「狩野山楽・山雪」(2013年)、「桃山時代の狩野派」(2015年)など、狩野派に光を当てた展覧会を数多く開催してきました。その実績をふまえ、開館130周年という節目の年に、狩野派400年の歴史をたどる大展覧会を開催します。1979年に東京国立博物館で開催された「狩野派の絵画」展以来、約半世紀ぶりとなる狩野派大回顧展です。

2 空前の規模と内容-国宝、重要文化財を含む約150件を展示! 教科書で見たあの作品も
室町時代から幕末・明治時代まで、常に時代の中心にあって絵筆をふるい続けた狩野派絵師たちの新発見、初公開、海外里帰り作品を含む代表作を一挙ご紹介します。

3 特別展2本分! 会期を2部に分け、全作品総展示替
400年にわたる狩野派の歴史を網羅するため、「室町~桃山編」と「江戸~明治編」の2部に分け、1週間かけて展示を一新します。特別展2本分のボリュームで、壮大な時代変遷と様式展開、綺羅星のごとき天才絵師たちによる個性の共演をご覧いただきます。
※会期中、一部の作品は別途展示替を行います。

4 次の機会はお約束できないプレミア展! 狩野派代表作が国内外から一挙集結
素材の性質上公開期間の限られる日本絵画は、所蔵先に行ってもいつでも見られるわけではありません。本展は、所蔵先の顔とも言える狩野派代表作を国内外から一挙集結。京都1会場のみ、次の機会はお約束できない一期一会のプレミア展として開催されます。

[展示構成]
第1部 室町~桃山編 会期:2027年4月20日(火)~5月30日(日)
狩野正信が室町幕府御用絵師となったことに端を発する狩野派は、その子元信の代になって漢画にやまと絵の様式も取り入れ、幅広い主題を手掛けました。さらに、多数の門人を擁した工房を主宰し、集団制作で膨大な需要に対応するのみならず、優れた政治的手腕を発揮して権力者たちの庇護を受け、激動の時代を潜り抜けます。
第1部では始祖正信からはじまり、元信、永徳ら室町~桃山期に活躍した絵師たちをご紹介します。

狩野正信(1434~1530)
狩野元信(1477?~1559)
狩野永徳(1543~90)
狩野内膳(1570~1616)

第2部 江戸~明治編 会期:2027年6月8日(火)~7月19日(月・祝)
諸派並び立った江戸時代にあっても、狩野派は初学者の教育機関として機能し、また時には狩野派への反発が新たな表現を生む刺激となるなど、その存在意義は中~近世の絵画史全体を包摂するものであったと言っても過言ではありません。第2部では狩野探幽にはじまる江戸狩野、京狩野の山雪、異色の狩野派絵師久隅守景・英一蝶、幕末から明治の動乱期を生きた河鍋暁斎・狩野芳崖・橋本雅邦らの代表作をご紹介。第1部、第2部を通じて狩野派が日本美術史上に果たした役割を検証します。

狩野探幽(1602~74)
狩野山雪(1590~1651)
英一蝶(1652~1724)
狩野栄信(1775~1828)
橋本雅邦(1835~1908)

※会期等は諸事情により変更する場合があります。
※第1部、第2部で全作品の展示替を行います(一部作品は、第1部、第2部会期中にも展示替を行います)。

京都国立博物館開館130周年記念 特別展「大狩野派」