鹿島茂コレクション 花開くパリ・モダン

開催概要

会期
2026年07月11日 〜 2026年09月06日
会場
新潟県立万代島美術館 (新潟県新潟市中央区万代島5-1 朱鷺メッセ内万代島ビル5階)
ジャンル
アート
タグ
イラストレーション、絵画

開催内容

フランス文学者、鹿島茂氏が40年以上にわたり収集を続ける膨大な西洋古書コレクションを新潟で初めて公開する展覧会です。2つの大戦を含む急激な時代の変化を経験した20世紀前半のフランスで花開いた新しい時代の感覚―「モダン」の様相を、鹿島茂コレクションならではの視点でご紹介します。


[展覧会の見どころ]
■豪華勢ぞろい!アール・デコを代表するイラストレーターが集結します

ファッションの世界で芽吹いたモダンの感覚は、若く才能あふれるイラストレーターらの手によって、煌びやかなモード誌に新しい花を咲かせました。ジョルジュ・ルパップや、シャルル・マルタン、ジョルジュ・バルビエ、アンドレ・マルティら、アール・デコを代表するイラストレーターが描いたファッションプレートを展示します。

■イラストレーションから写真へ―独自の視点でたどるグラフィック美術の変遷

鹿島茂コレクションでは、イラストレーターや作家だけでなく、その背後にいる編集者やアートディレクターの存在にも注目します。本展では、20世紀モード誌の金字塔『ガゼット・デュ・ボン・トン』を創刊した編集者リュシアン・ヴォージェルに焦点を当て、時代とともに変わりゆくグラフィック美術の展開をたどります。そこに登場するのは、時代を先駆ける敏腕編集者が見い出した、イラストレーターや写真家ら、ジャンルを横断する新しい才能の数々です。

■華やかなベル・エポックの一方で、滲む戦争の影

本展が対象とする19世紀末から20世紀初頭は、二つの大きな戦争を含む激動の時代です。戦時下では、作家の従軍や表現の規制により、芸術活動や出版活動も例外なく影響を受けましたが、そのような状況下でも危機感を表明する雑誌が生み出されました。本展では、第一次世界大戦下でジャン・コクトーらが立ち上げた風刺雑誌や、ファシズムが台頭する1930年代に、リュシアン・ヴォージェルが創刊したフォトジャーナリズムを掲げるグラフ誌など、この時代のもう一つの空気を伝える雑誌も紹介します。

■鹿島茂コレクション、新潟で初公開!

昨年群馬県立館林美術館で開催された本展は、鹿島氏がコレキューター(鹿島氏によるコレクターとキュレーターの造語)人生の総決算的な展覧会と語るとおり、過去の展覧会の成果等も踏まえた集大成と言えるものです。さらに、新潟では、鹿島茂コレクションを初公開するにあたり、特に人気が高いグランヴィルやフランス絵本も特別出品。初めてにふさわしく、圧倒的な規模で迫る鹿島茂コレクションの世界をたっぷりとご堪能ください。

鹿島茂コレクションとは…
フランス文学者、鹿島茂氏が40年以上にわたり収集を続ける膨大な西洋古書コレクション。19世紀から20世紀初頭までのフランスで出版された雑誌や挿絵本をはじめとするさまざまな印刷メディアを対象とし、その質と量の両面で、激動する時代の空気を伝える唯一無二のコレクションを形成しています。

鹿島茂コレクション 花開くパリ・モダン