杉山明博追悼展 木とわたし―木工の妙技と美術教育
開催概要
- 会期
- 2026年04月03日 〜 2026年09月01日
- 会場
- ベルナール・ビュフェ美術館 (静岡県長泉町東野515-57)
- 参加クリエイター
- 杉山明博
- ジャンル
- クラフト
- タグ
- 木工
開催内容
当館では、昨年9月に逝去された造形家、杉山明博の追悼展を開催します。木をこよなく愛した杉山は、独自の木工技術を用いて、創意に富んだ作品を次々と生み出しました。「遊びと学びは一体のものである」と確信していた彼は、木に触れ、遊び、考えることが子供たちの感性や発想力の育成につながるという見解を、生前に教鞭をとった静岡大学を中心に、さまざまな教育現場で発信し続けました。
杉山は当館のある静岡県長泉町に近い函南町に生まれ、生涯を通してそこを拠点に活動しました。造形家としての活動は静岡県内にとどまらず、おかざき世界子ども美術博物館や、秋田県立近代美術館での展覧会など、日本全国に広がっていました。また当館の館長(在任2019年〜2022年)として手腕を発揮する一方で、静岡県内の子どもを対象とした公募形式の「絵画展」でも、長年にわたり審査員を務めました。
本展では、当館の別館展示室に杉山の作品を一堂に展示します。木を素材にした木工の妙技をご覧いただくとともに、彼の美術教育への情熱と成果についても紹介します。現代社会における美術のあり方を考える機会として、あらためて杉山明博の功績を振り返ります。
本展では杉山明博の作品を全5章に分け、約190点展示します。
1.いきものの造形
2.日本文化の型と形
3.木とわたし アトリエ
4.あかりの造形
5.木とあそび こどものアトリエ
杉山明博
1942年静岡県函南町生まれ。造形家。
木材を中心にした作品を展開。日本文化の考えをベースとした作品づくりや、家具、レリーフ、モニュメントから、あかりシリーズ、生きもの たち、遊びと学びの一体化した こどもたちのための作品の提案など、活動は多岐にわたる。愛知教育大学学術研修助教授、静岡大学教育学部教授(その後名誉教授)、富士常葉大学保育学部特任教授を歴任。著書『木でつくろう(遊る絵本シリーズ)』(小橋書店1987年)、『発想する デザインフォーマット』(明治図書出版2005年) ほか多数。企画展『木とのふれあいワールド1・2』(1998年・2002年 全国巡回)、「造彩の集展」(2001年 全国巡回)、「アートでZOO・あかりの造形・日本人のこごとどくたち」(2016年 佐野美術館)、「杉山明博 60年の軌跡 発想のデザイン展 嬉子であそぼ・木のおもしろワールド」(2025年 秋田県立近代美術館)など、展覧会も多数開催している。2024年に瑞宝中綬章を受章。