特別企画展 伊勢の名刹 専修寺 -寺宝からみる公家文化

開催概要

会期
2026年05月22日 〜 2026年06月13日
会場
霞会館記念学習院ミュージアム (東京都豊島区目白1-5-1 学習院大学目白キャンパス内)
ジャンル
その他
タグ
仏像、絵画、工芸

開催内容

三重県津市に所在する真宗高田派本山専修寺は、親鸞の教えを受け継ぐ真宗寺院です。江戸時代以降は、皇族や公家の子弟が住持を務める門跡寺院としての格式を誇ってきました。同寺には、親鸞自筆の国宝『西方指南抄』をはじめとする法宝物に加え、宮家ゆかりの美術作品も数多く所蔵されていますが、その全貌はいまだ明らかになっていません。こうした美術品の存在は、専修寺が宗教施設にとどまらず、宮廷文化や世俗文化を受け入れ、蓄積の場でもあったことを物語っています。

学習院大学文学部哲学科(美術史学専攻)では、令和5年(2023)よりこれまで5回にわたり美術工芸品の悉皆調査を行ってまいりました。本展では、さまざまな文化が交わる結節点としての門跡寺院の姿を示す、選りすぐりの作品をご紹介いたします。

[見どころ]
■学習院大学の悉皆(しっかい)調査で判明した、新発見の絵画、工芸品を一堂に展覧!
悉皆調査とは、神社仏閣や旧家などに長年にわたって受け継がれてきた美術工芸品や歴史資料をくまなく調べることを意味します。本展は、学習院大学文学部哲学科(美術史学専攻)の教員、学生、卒業生らの悉皆調査で判明した新出作品などを、初めて大規模に展覧するものです。

■寺外初出品「阿弥陀如来立像(御対面所本尊)」、重要文化財「親鸞聖人伝絵」を特別公開!
専修寺の御対面所に安置される鎌倉時代に造られた運慶次世代の仏師の手になる阿弥陀如来立像を寺外初公開いたします。阿弥陀仏の慈悲深い穏やかな表情とともに、着衣に施された切金による繊細な文様も必見です。また、専修寺蔵の重要文化財の一つ、宗祖親鸞の生涯が描かれた「親鸞聖人伝絵」も、鎌倉時代にさかのぼる絵巻物として貴重です。

■皇室、将軍家から伝領された品々により准門跡寺院「専修寺」の歴史を検証!
皇族や公家から住職を迎える門跡寺院であった専修寺には、将軍家から拝領した書棚、明治天皇や昭憲皇太后から拝領した工芸品など、天皇家や将軍家ゆかりの品々が多数秘蔵されています。華族学校としてスタートした学習院、霞会館記念学習院ミュージアムの研究者らの視点で、専修寺コレクション構築の背景を紐解きます。

特別企画展 伊勢の名刹 専修寺 -寺宝からみる公家文化