内山翔二郎 The Tide
開催概要
開催内容
「この世界で起きていることが私の身体から切り離されているように感じる
同じ時間に生きていても、どこか遠い
表面だけが通り過ぎ、本当の重みは伝わらない
隔たりそのものが、この場所にある」
主に昆虫や植物などの形態を鉄彫刻へと精密に再構築することで、生きているということの驚異に新たな光を当ててきた彫刻家、内山翔二郎。その一方でいま、情報として届けられる世界の有り様は、造形表現という日々の行為との隔絶を否応なく突きつけてきます。
内山は今回、人々が恐怖や混乱のなかで「何かをせざるを得なかった」その思いが形になること、見慣れた景色が一瞬にして別のものへと変わることの重さについて考え、現在進行形で起きている暴力と、それを幾重にも取り巻く「距離」について、作品化を試みます。