唐木みゆ個展 「記号化する過去」 単純化した認知、その復元
開催概要
- 会期
- 2026年03月10日 〜 2026年03月22日
- 会場
- 豊島区立熊谷守一美術館3Fギャラリー (東京都豊島区千早2丁目27-6 3F)
- 参加クリエイター
- 唐木みゆ
- ジャンル
- アート
開催内容
-心とはこの過去に他ならない。
(クリシュナムルティ)
解決しようのない過去や、破滅に満ちて失われた人間関係から解放される場所はどこにもなく、どれほど逃げても私は常に眼前の景色に心象を投影していました。
これは、タロットカードのリーディング「見立て」の手法がカードのない場所にも視覚に取り憑いて私を解放しなかった、別の視座です。
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作家は、イラストレーターとして制作を15年以上続ける中でイラストレーションらしさを「記号による象徴主義」として解釈し、占い、夢などに現れる心理的象徴イメージと、神話および呪術の視覚面の交差について検討し、焦点を当ててきました。
対象をイラストレーション化することは、単純化、断片化を伴う「削り落とし」行為の末に、記号的象徴として完成します。
その中で作家の内面には「記号化された物、事」の背後に当初は存在していた、削り落してきた事象が意図的に回顧されない体験、「過去」として意識されます。
同じく私たちは、直視しがたく耐えがたい「過去」を許容可能なものとして削り落とし、成形し、記号的な解釈を与え、やり過ごしています。
これらを総体的な、絵画化としての復元を試み記号化された過去に対する認知の復元と、取り戻せない欠損をそのまま受け入れようとする、至りがたさの記録です。
唐木みゆ
フリーランス イラストレーター,美術家
著書に「アニミズム・トランプ」 「女の子の昔話えほん マーヤのさるたいじ」等
SOMPO美術財団 FACE2023 入選/2022
細密画家エラハム・アミナリ氏に師事(イラン、イスファハン)/2017
伊勢神宮の遷宮アートコンペ 優秀賞/2010
東京藝術大学 美術研究科(デザイン)修士修了/2009
ポートフォリオ
http://tubakiya.zouri.jp