「コレクション展Ⅰ 中原佑介の言葉-コレクションを見るあたらしい眼」

開催概要

会期
2026年04月28日 〜 2026年09月23日
会場
兵庫県立美術館 (兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 [HAT神戸内])
ジャンル
アート
タグ
絵画、彫刻

開催内容

令和8年度の兵庫県立美術館のコレクション展Ⅰでは、2006 年4 月から4 年間、兵庫県立美術館の館長を務めた兵庫県神戸市生まれの美術評論家、中原佑介(なかはら・ゆうすけ、1931-2011)を特集します。3 階展示室では、国内外の戦後美術をその眼でとらえ続けてきた中原の言葉をたどりながら、ゆかりの深い同館コレクションを紹介します。あわせて2 階展示室では、中原の日本近代に関する著作を手がかりに、同館の近代洋画コレクションを展示します。

[みどころ]
1.美術評論家、中原佑介と読む戦後美術
戦後日本を代表する美術評論家、中原佑介。1955年、23歳のデビュー作「創造のための批評」以降、月刊美術誌『美術批評』をはじめとする様々な美術雑誌や新聞において、非常に多くの展評や作家論、芸術論を執筆し、また、『ナンセンスの美学』(1962年)や『見ることの神話』(1972年)など、美術に関する書籍を数多く残しました。本展では、中原の著作物とあわせて、彼が論じた同館所蔵作家たちの作品や、当時、彼が実際に見たであろう館蔵作品を展示します。

2.3 階の大空間でみる “彫刻” たち
1931 年生まれの中原佑介(本名:江戸頌昌)は、神戸市立成徳国民学校、兵庫県立神戸第一中学校を卒業し、戦後、旧制第三高等学校理科、京都大学理学部へ進学、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹教授のもとで理論物理学を研究しながら、美術の世界へと足を踏み入れた異色の経歴の持ち主です。そんな彼の文章には「物質」というキーワードが頻繁に登場します。本展では、中原の代表的な仕事として、著書『現代彫刻』(1965 年)や、第10 回日本国際美術展(東京ビエンナーレ)「人間と物質」(1970 年)を参考に、多様に展開した20 世紀以降の“彫刻” 作品を通して中原の考える「物質」という概念に迫ります。

「コレクション展Ⅰ 中原佑介の言葉-コレクションを見るあたらしい眼」