驚異の部屋の私たち、消滅せよ。 ー 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ ー
開催概要
開催内容
森村泰昌、ヤノベケンジ、やなぎみわが大阪中之島美術館に集結!国際的に活動しつつ時に交錯してきた彼らが、2026年、万博のポストイヤーに再び邂逅します。なぜこの3人が集まるのか。そのタイトルは何を意味するのか。さらには、「消滅せよ。」という言葉の先には何があるのか。新作を中心に構成される本展は、同時に作家それぞれのこれまでの活動が凝縮された「驚異の部屋」となります。ときに協働し、ときに衝突しながら、絶対的に孤独な表現者として個々の作品世界を美術館という舞台でぶつけ合います。
[本展のみどころ]
1 森村泰昌の呼びかけにヤノベケンジ、やなぎみわが応答。世界で活躍する3作家が集う、未だかつてない展覧会。
2 本展のための新作が多数。作家たちが今、考える表現を展示。
3 様々な場面で交錯してきた3人が初の共同制作!本展にてお披露目します。
[本展の構成]
■プロローグ〜「私たちは、それぞれの旗を掲げる。」
冒頭、3人による共同制作の様相を呈する立体作品がいきなり登場する。
とはいえ本作は純然たる共同作品ではない。「あなたなら自分自身が掲げる旗として、どんな旗を選びますか」という、三者三様のいわば「私」宣言の場である。
それぞれの旗の種類は異なっている。ではその行く先は?目指す行き先が、これから5つの「驚異の部屋」で示されることになる。
■Room1からRoom4〜観客は見知らぬ都市の散歩者
展示室は、「Room1:博覧会は子供の領分(ヤノベケンジ)」、「Room2:広場にパノラマ島奇譚(森村泰昌)」、「Room3:坂道のオード(賛歌)(やなぎみわ)」「Room4:迷宮を紡ぐ厳粛な綱渡り」と続く。「博覧会」「広場」「坂道」「迷宮」と、観客は見知らぬ都市空間のような展示室を散歩者として巡り歩く。
それぞれの「Room」は、いずれもが美術館展示からの逸脱の様相を呈し、いわば踏み外された美術館としての「驚異の部屋」となっている。
■Room5 絶望するな、では失敬。
展覧会の内容を決めていくうえで、当初は想定されていなかった「消滅美術館」という発想が組み込まれて、Room5が最後を締めくくる空間となった。
本展Room1からRoom4までの展示は、物量、サイズ、重量などにおいて、過剰で饒舌で重い磁場となっている。
Room5ではその磁場が一気にホワイトアウトしたかのよな、「消滅」性に反転する。
開催場所は、大阪中之島美術館 5階展示室です。