SHIBUYA FASHION WEEK 2026 Spring x Bunkamura 高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995‐2025 ― 時をまとい、風をまとう。
開催概要
- 会期
- 2026年03月10日 〜 2026年03月29日
- 会場
- Bunkamura ザ・ミュージアム (東京都渋谷区道玄坂2-24-1 B1F)
- 参加クリエイター
- 高木由利子
- ジャンル
- 写真
- タグ
- 写真
開催内容
複合文化施設「Bunkamura」(運営:株式会社東急文化村/所在地:東京都渋谷区)は、「渋谷ファッションウィーク」との共催により、2026年3月10日(火)から3月29日(日)までBunkamuraザ・ミュージアムにて『高木由利子 写真展 Threads of Beauty 1995-2025 ― 時をまとい、風をまとう。』(入場無料)を開催します。
会場となるBunkamuraザ・ミュージアムは「Shibuya Upper West Project」(2029年度竣工予定)における新施設への拡大移転を控えており、本展が現展示室における最後の展覧会となります。
1989年の開館以来、多くの文化・芸術を発信してきたBunkamuraは2023年4月より一部の施設を除き休館中ですが、この休館期間を「自由な発想で新たな挑戦を行う機会」と捉え、さまざまな形で文化・芸術の創造と発信を継続しています。2024年からは、参画する渋谷の街を舞台にしたイベント「渋谷ファッションウィーク」において、休館中のBunkamura館内で、特徴的な建築空間を活用したアートインスタレーション・プログラムを開催し好評を博しました。3回目となる今回は、京都・二条城で開催したKYOTOGRAPHIEでの展示(2023年)や、クリスチャン・ディオールとのコラボレーションも記憶に新しい写真家・高木由利子が、伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を30年にわたり世界各地で撮影してきた〈Threads of Beauty〉シリーズに焦点を当てます。会場構成を手がけるのは、場所が持つ「記憶」を掘り起こし、未来へとつなぐ建築家・田根剛(ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architects)。テーマ性・先見性・話題性をもった多彩なジャンルの展覧会を開催してきたザ・ミュージアムという空間において、「ファッションとは何か。」という問いをあらためて見つめ直す試みとなります。
休館中もBunkamuraザ・ミュージアムは代替施設で活動を継続してまいりますが、約40年もの間、アートとの出会いを丁寧に紡いできた現展示室での開催は本展が最後となります。入場無料でご鑑賞いただけますので、ぜひこの機会にご高覧ください。
◎展覧会について
ファッションとは何か。
その壮大な問いの本質を追い求め、世界各地の伝統的な衣服をまとい生きる人々の日常を、写真家・高木由利子が30年間にわたり撮り歩いた〈Threads of Beauty〉シリーズ。本展では、その集大成の中から精選した100点以上の作品を出展します。「Bunkamuraザ・ミュージアム」を会場に、京都・二条城で開催したKYOTOGRAPHIEでの展示(2023年)に続き、高木由利子との二度目のコラボレーションとなる建築家・田根剛の会場構成により、作品が内包する世界観を体感できる時空を超えた場が立ち上がります。
高木は英国・Trent Polytechnicを卒業しファッションデザイナーとして活動ののち、写真家へ転身します。当初は風景やヌードを主題としていましたが、やがてファッションブランドとの仕事にも携わるようになります。なかでもクリスチャン・ディオールのアーカイブピースを独自の視点で捉えた作品群は、写真と衣服との関係性に新風を吹き込みました。近年では、自然現象の不可思議さに焦点を当てた〈chaoscosmos〉シリーズを発表するなど、その活動は多岐にわたります。
衣服や人体を通して、自然界の一部としての「人の存在」を見つめ続ける高木の試みの中でも、本展で展覧する〈Threads of Beauty〉はとりわけ長期間に及ぶ根幹的なプロジェクトです。日本における着物のように、世界各地の伝統服が日常生活の場から姿を消しつつある現状を、高木は惜しみつつも、現代の生活様式へと移行する上での自然な営みとして受け入れています。何より高木は〈Threads of Beauty〉を民俗史的な記録としてではなく、被写体となった人々の文句なしの「格好良さ」に魅せられて撮影しています。「格好良さ」の追求は、すなわちアイデンティティの探索でもあり、それは渋谷であれ、世界のどこであれ、さらには時代をも超えるいわば永遠の命題とも言えるでしょう。本展を通じてその普遍性を感じ、再考する機会となりましたら幸いです。
※本展は渋谷ファッションウィークが参画する、毎年 3 月桜咲く東京で行われるクリエイティブの祭典TOKYO CREATIVE SALON 2026(テーマ「FUTURE VINTAGE 過去の記憶を、新たな創造によって未来へ継ぐ。」)の一環として開催します。