ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶

ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶

開催概要

会期
2026年04月11日 〜 2026年06月21日
会場
パナソニック汐留美術館 (東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F)
参加クリエイター
ジョルジュ・ルオー
ジャンル
アート
タグ
絵画

開催内容

パナソニック汐留美術館は開館以来、20世紀のフランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871-1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しています。とりわけ近年は、ギュスターヴ・モロー(1826-1898)のアトリエで学んでいた頃の初期の貴重な作品群が充実し、そこに師モローの作品も新たにコレクションに加わりました。
さらに、モローの没後、学友たちと共に構えた共同アトリエで制作されたとされる、娼婦たちを描いた両面作品や、1920年代に画家の中心的な画商アンブロワーズ・ヴォラール邸の一室を間借りしていた時代に制作された日本の武士を描いた作品、ルオーの没後ルオー・ファミリーにて長年大切に保管されていた隠れた名作など、ルオーの交友関係や制作スタイルを伝える作品が当館のコレクションに仲間入りし、これらはルオーを様々な切り口で紹介する重要なピースとなっています。
本展は、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、当館のルオーコレクションを紹介する展覧会です。ルオーの名作の数々が生まれた場である「アトリエ」に焦点を当て、作品がどのような環境で、どのような画材を用いて描かれたのか、初期から晩年までの代表作と共に紹介します。また、パリのルオー財団の特別な協力のもと、展示スペースの一角に、ルオーが晩年、自身最後のアトリエで実際に使用していた画材道具や机などを用いて、アトリエの一部再現を試みます。
身近な家族でさえも立ち入りを制限されていた聖域である、画家のアトリエの記憶を作品と共に紐解きます。

[見どころ]
1 近年新たにコレクションとして迎えた新収蔵作品を一挙公開!
開館以来ルオー作品を継続して収集している当館は、2022年度、初めてルオーの師ギュスターヴ・モローの油彩を
収蔵し、コレクションの幅を広げています。また、2024 年度には、フォーヴ期のルオーの代表作《二人の娼婦》(裏面:《婦人像》)(1906 年)が収蔵作品に加わりました。本展では、これらを含む近年の新収蔵作品を一挙公開いたします。この度、収蔵作品としては初めて出品される《モデル、アトリエの思い出》(1895 年/1950 年頃)にもご注目ください。

2 初期から晩年までのルオーの代表作を、それらが制作された場所の記憶と共に紹介します!
本展では、ルオーの画業を、4つの時代に大きく区切り、それぞれの時代の代表作を、それらが制作された場所と共に紹介します。一方で、ルオー作品には度々、時代を跨いで何度も手を加えられながら進化していく、独特の制作スタイルが見てとれます。新収蔵作品《モデル、アトリエの思い出》も、1895年に制作された後、1950年代頃に上から塗り重ねられた作品のひとつです。本展では、本作に見られるような、晩年のルオーが若かりし頃の作品を、「思い出」として再び描きなおした作品にも注目します。

3 日本初公開! ルオーが晩年、パリに構えた最後のアトリエを一部再現して紹介!
1948 年、ルオーはパリ12区リヨン駅前のエミール・ジルベール通り2 番地に最後のアトリエを構えます。当地は現在、ジョルジュ・ルオー財団の拠点となっており、アトリエもそのまま残されています。本展は、このアトリエを、ルオー財団の特別な協力のもとルオーが実際に使用していた画材道具などと共に一部再現してご紹介する、日本で初めての機会となります。通常、パリのアトリエから出ることのない、門外不出の画材道具たちを、当時のアトリエの雰囲気が伝わる形でお目にかける、またとない機会です。この貴重な機会をお見逃しなく。