谷村 メイチン ロマーナ <In Dungeon>
開催概要
- 会期
- 2026年01月17日 〜 2026年02月28日
- 会場
- フジギャラリー新宿 (東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京地下1階 ヒルトピアショッピングアーケード内)
- 参加クリエイター
- 谷村メイチンロマーナ
- ジャンル
- アート
- タグ
- 現代アート、絵画、油絵、立体
開催内容
フジギャラリー新宿(西新宿・ヒルトン東京 地下1階)では、2026年1月17日(土)より2月28日(土)まで、谷村 メイチン ロマーナによる展覧会〈In Dungeon〉 を開催いたします。
谷村 メイチン ロマーナは、自ら生み出した“モンスター”たちを、鮮やかな色彩と独特のユーモアをまとった作品として仕立てるアーティストです。
平面作品では、膨張の具合が安定しない発泡ウレタン(二液型)と向き合い、思いどおりにいかない素材の癖を受け入れながら制作を進めています。一方、立体作品では、グルーガンとグルースティックのみを用い、何十時間、時には何日にも及ぶ作業を重ねながら造形を積み上げていきます。
細部にこだわり抜く真面目さと、真剣に冗談を形にするような姿勢から生まれる作品は、愛嬌をたたえ、思わずあきれてしまうほどチープでポップです。それでいながら、子どものころに胸が高鳴った、あのわくわくした感覚がふっとよみがえる――そうした二面的な魅力をあわせ持っています。
近年は油彩や陶作品にも領域を広げ、モンスター用の骨壺といった意外性に富んだ作品を発表するなど、制作は新たな方向へと展開しています。
◆展覧会タイトル〈In Dungeon〉について◆
本展タイトル〈In Dungeon〉の「ダンジョン」とは、ゲームに登場する“迷宮”を意味する言葉です。
構造が複雑なヒルトン東京の地下空間、創作の中で迷いながら進むアーティスト自身、そして出口の見えにくい混沌とした現代社会──。
これら三つが重なり合う“ダンジョン”としての空間と時間が、本展の基調となっています。
本展では、主に油彩作品と立体作品を展示いたします。
ぜひ、ご高覧ください。
◆アーティスト・ステートメント◆
「ダンジョン」と聞くと、自分の中のゲーム魂が目を覚ます。
ひとたびダンジョンに入れば、ゲームの世界なのに思いきりハラハラドキドキする。暗闇の奥からヤバい奴が出てきたり、突然モンスターに遭遇したり。――そうかと思えば、なんだ、味方か。
この感覚は、私の制作とよく似ている。
大学では油絵を専攻していたが、その後、発泡ウレタンによる平面作品や、グルーガンを用いた立体制作を続けてきた。
膨らみすぎたり、うまく積み上がらなかったりする素材と向き合う時間は、常に先の見えないまま進む制作そのものだった。
そして今、私は再び油絵に向き合っている。
描けば答えが出るわけでも、正解が見えるわけでもない。
キャンバスの前でも、私は相変わらず迷いながら手を動かしている。
完成した作品は、チープでポップに見えるかもしれない。
ふざけているように感じられることもあると思う。
けれどその軽さの奥には、進む先がわからなくても作ることをやめなかった時間が残っている。
〈In Dungeon〉は、私がいま立っている場所、その現在地を示す展覧会である。