愛でたい美術 -絵画とやきものに見る幸せのかたち-

開催概要

会期
2025年12月14日 〜 2026年06月07日
会場
岡田美術館 (神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1)
ジャンル
アート
タグ
日本画、平面

開催内容

幸せへの願いを込めて、美術作品には、延命長寿や子孫繁栄、家内安全など、様々な意味を持つモチーフが表されてきました。不老長寿の「仙人」、霊獣とされる「龍」、めでたい兆しとして姿を現すという「鳳凰」、千年生きると言われる「鶴」、ともに冬の寒さに耐えることから「歳寒三友」と呼ばれ、やがて縁起物とされた「松竹梅」、花の王と呼ばれる富貴の象徴「牡丹」など、伝説上の生き物から身近な動植物まで多岐に渡ります。これらは、単独で表すだけではなく、いくつかを組み合わせることで複合的な意味をもち、めでたさが一層強まります。
本展では、おめでたいモチーフが愛らしく表現された絵画とやきものを一堂に展示いたします。見ているだけで幸せになる美術の世界をお楽しみください。

見どころ1松竹梅一絵とやきものの競演一松竹梅に見る絵とやきものの表現の違い
松・竹・梅は、それぞれがおめでたい意味をもつモチーフです。それらを組み合わせた「松竹梅」は、厳しい冬を生き抜くことから、中国で「歳寒三友」と呼ばれ、高潔の象徴として好まれました。日本でも、室町時代より松竹梅の組み合わせが描かれるようになり、江戸時代以降慶賀のモチーフとして盛んに登場します。このコーナーでは、松竹梅が表された絵とやきものをご紹介します。

見どころ2瑞鳥集合一鳥が舞う理想の世界一鳳凰や鶴などおめでたい鳥を描いた絵画をご紹介
自由に空を飛べる鳥たちは、人間が到達できない神々の世界からの使者とされ、神聖なものと考えられてきました。太平の世を知らせる「鳥の王」鳳凰をはじめ、長寿の鳥とされる鶴や、鶺鴒などの可愛らしい小鳥が描かれ、おめでたい松や牡丹といった植物も、その場を華やかに荘厳します。鳥が舞い飛び、花が咲く理想郷をご堪能ください。

見どころ3ユーモラスな神さまの姿寿老人、風神雷神など、厳かな神さまの愛嬌ある姿に注目
人智を超えた存在である神や仏は、畏怖の対象とされる一方、その存在を身近に感じ、親しみのある姿で表されることがあります。このコーナーでは、霊獣で神としても祀られる龍から、現世利益を司る七福神の寿老人や布袋、自然の力を神格化した風神・雷神まで、神仏のユーモラスな姿をお楽しみください。


[特別展示]金屏風 ー馬とサムライー
2026年の午年に因む特集展示です。馬は、5世紀頃、中国大陸から朝鮮半島を経由して日本にもたらされて以降、権威の象徴や神事の動物として、あるいは競馬において、実用面では輸送手段や戦闘時の乗り物などとして、人と深く関わる重要な動物であり続けました。
この特集では、『平家物語』や『太平記』、古式の競馬、祭礼や行幸を主題とした5件の金屏風を、馬と武士の営みに注目しながら展示します。

※画像写真の無断転載禁止

愛でたい美術 -絵画とやきものに見る幸せのかたち-