石井茂雄「完全犯罪:黒い絵画」
開催概要
- 会期
- 2025年07月22日 〜 2025年08月02日
- 会場
- Fuma Contemporary Tokyo | Bunkyo Art (東京都中央区入船1-3-9 長崎ビル9F)
- 参加クリエイター
- 石井茂雄 / 池田龍雄 / 河原温
- ジャンル
- アート
- タグ
- 絵画
開催内容
石井茂雄(1933–1962)は、28歳で幼少期からの持病により夭折するまで、自身の深い苦悩と、戦後日本に漂う政治的閉塞感や社会の不均衡、暴力性とを重ね合わせながら、鋭利な視点で多くの傑作を生み出した画家です。
1955年に映画・演劇・文学・絵画などが交差する芸術研究集団「製作者懇談会」に参加し、そこで交わされた思想や表現に触発され、それまでの人間像を塊量的にとらえた表現主義的な画風から一転、人間疎外を主題とする社会風刺的な作品群《不安な都市》《戒厳状態》《暴力シリーズ》などを制作するに至ります。
本展では、《暴力シリーズ》の油彩画に加え、「製作者懇談会」のメンバーであった池田龍雄のペン画、河原 温による《印刷絵画シリーズ》を併せて展示し、1950年代の前衛が孕んでいた時代の空気や思想的背景を読み解きます。
今日では、これらの作品はいずれも公的な美術館に収蔵されており、同時期に生まれた前衛表現を横断的にご覧いただける貴重な機会となります。ぜひご高覧賜りますようご案内申し上げます。
【海外での主な展示】
2012年 Tokyo 1955–1970: A New Avant-Garde (MOMA、ニューヨーク)
1986年 前衛芸術の日本1910-1970 (ポンピドゥーセンター、パリ)
1985年 再構成・日本の前衛1945-1965 (オックスフォード現代美術館、英国)
1960年 現代日本版画展 (ソ連)
【パブリックコレクション】
メキシコ近代美術館、アルベルティーナ版画素描美術舘(ウィーン)、ソ連文化省、東京国立近代美術館、国立国際美術舘、東京都現代美術館、三重県立美術舘、宮城県立美術舘、名古屋市美術舘、郡山市立美術館、板橋区立美術館、横須賀美術館