原田教正 写真展『My origin photographs』
開催概要
開催内容
この度、原田教正の写真展『My origin photographs』を飯田橋(東京)のアートギャラリー、Rollで開催します。
原田教正(1992−)は、武蔵野美術大学で山崎博のもとで写真を学び、在学中より写真家として活動を始めました。原田はその活動のなかで一貫して叙事性の追求を試みています。漂流物を撮影したシリーズ〈a Shape of Material〉、変わらず存在しながらも変化をしつづける自然の真理を収めようとした〈Water Memory〉など、それらの作品は普遍的な撮影方法を用い、風景、人物、静物などすべての被写体を等価で捉えることで抒情性を排し、写真の記録媒体という機能を突き詰めることで、そこに内包される言語と時間を顕現させることを志向しています。
本展では、近年、原田が意欲的に取り組む作品群〈My origin photographs〉より、2023-2024年の期間、二度にわたるベルリンでの滞在制作の際に撮影したものと、帰国後の東京で撮影した新作をご覧いただきます。タイトルの〈My origin photographs〉とは、写真家としての活動のなかで抱き続けた「なぜ写真は写真であれるのか」という根源的な問いとともに、原田にとって起源となる写真の在り方を求めたものです。
新たな写真の場所を求め、ベルリンへ渡った原田が真摯な眼差しで撮り続けた世界の断片は、写真的概念を解きほぐし、従来とは異なる現れを見るものに予感させます。