森村泰昌 - 美術史への誘い

開催概要

会期
2012年06月30日 〜 2012年07月29日
会場
三菱地所アルティアム (福岡県福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F)
参加クリエイター
森村泰昌
ジャンル
その他
タグ
オブジェ、映像・映画、写真、立体、ペインティング、現代アート

開催内容

芸術選奨文部科学大臣賞、毎日芸術大賞、2011年には紫綬褒章を受章するなど、日本を代表する現代美術家・森村泰昌。三菱地所アルティアムにて福岡初個展!会場オリジナルの展示構成で「名画」と「その他」の世界に誘います。

 森村泰昌は、1985年、ゴッホの自画像にみずからが扮して撮影するという、セルフポートレートと手法による大型カラー写真を発表以降、現在に至るまで一貫してセルフポートレート表現を追求しています。その作品は1988年のベネツィア・ビエンアーレへの出展以降、国内外で高い評価を得ており、日本を代表する美術家として活躍しています。
 福岡初個展となる本展では、ゴッホ、マネ、ピカソ、セザンヌなど名画の登場人物に扮して撮影した 「美術史」シリーズの作品約20点を中心に展示し、森村名画の世界へと誘う。また、実験的な魅力の「その他」シリーズより約30点の写真作品、オブジェ、映像作品を展示します。

なかでも新作の石膏像に扮した立体作品は、本展にあわせて制作する作品であり、「その他」シリーズの最新作となっています。さらに新作石膏像を使って、会場内で作家初の公開制作を行い、作家の手によって作品が生まれ変わる瞬間をお楽しみいただけます。
特別な展示構成と意欲的なイベントで開催するこの機会に、名画への敬愛と自由な発想に満ちた森村泰昌の世界観をどうぞご堪能下さい。


代表作、「美術史」シリーズの魅力。
ゴッホの肖像画に扮する「肖像/ゴッホ」(1985年)以来、 約20年間にわたり続行されている代表的なシリーズ。西洋の名画(マネ、セザンヌ、クラナッハ、レンブラント、レオナルド・ダ・ヴィンチ、フリーダ・カーロなど)になりきるにあたって、絵の構成や背景の物などに至るまで詳細なリサーチを重ね、ライティングやフェイスペインティング、合成やCGなども利用して人物配置、色調、光の位置などまで再現しています。
「美術史」シリーズは、美術史への深い愛情と飽くなき追求心が同居しており、描かれた対象に近づこうとする一人の芸術家の姿がより鮮明に浮び上がります。

森村泰昌の「その他」シリーズとは?
「その他」シリーズには、手焼きプリントによる小品やオブジェなど、なかなか目にすることのできない珍しい作品が多く含まれています。これらは森村の美術史や女優をテーマとする代表的なシリーズとは一線を置かれ、長きにわたって「その他」の作品と位置づけられてきました。
しかし、こういった例外的な作品であればこそ、自由で実験的な表現も可能となり得ます。「その他」の作品群には、主要な作品にはない未知数で自由な想像力に溢れています。こうした「その他」の作品と「主要」な作品の総体こそが作家の全体像であり、それらは互いに不可分なものと言えるでしょう。

「その他」シリーズ最新作の石膏像に扮した立体作品、初公開!!

森村泰昌 - 美術史への誘い