イ・ビョンチャン個展「アリの消失点」
開催概要
- 会期
- 2025年04月26日 〜 2025年05月25日
- 会場
- ART FRONT GALLERY (東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A 棟)
- 参加クリエイター
- イ・ビョンチャン
- ジャンル
- アート
- タグ
- 彫刻、インスタレーション
開催内容
「アリの消失点」展示は、ショーウィンドウ展示の特性に合わせて構成された。商品が消費される場面を「消失点」と捉え、韓国では"普通の人々"もしくは“群衆”と表現される“アリ“が、光と形が消えていくその消失点へと集まる様子を表れている。
形を失いながら商品に深く引き込まれ、やがて一点へと収束していく光景は、異なる個々の性質が一つの方向へと向かい、多様な形態が最終的に一つへと統合される過程を示唆している。
ギャラリーには、壁面にいくつかの凹面鏡が設置され、その前には有機的なフォルムのオブジェが配置されている。呼吸するようにわずかに動くこのオブジェは、凹面鏡の中で歪み、変形した姿を映し出す。周囲に配置された照明は、その歪んだフォルムの起伏を際立たせ、独特の視覚効果を生み出している。
また、"身にまとう" という行為を取り入れた作品も、映像作品とともに展示される。映像には、作品を身につけた人が都市のあちこちを歩き、鏡に映る自らの姿を確認する様子が記録されている。自身の形態が完全に残っているかを随時確かめるこの映像作品は、消失点へと向かう消費のあり方を観察する試みである。