高橋 寛 変化し続ける線の痕跡シリーズ
開催概要
開催内容
ステートメント
私は表現は、白い紙の上に、1本の線をランダムに描き始める。
時間の経過とともに変化しながら描いた線の集積は、やがて統一感と調和を保った何者かの塊となり痕跡だけが存在する。
この痕跡はさらに変化し続ける可能性を潜め、けっして完結はせず、私が「描いて生きた時間の痕跡」として残っているだけである。
雲や側の流れは、表れて変化しながら動き、やがて消えてまた現れるを繰り返す。
植物や動物や人間の営みも、決して止まることなく続き、生命は生まれて変化しながら死に、また生まれるを永遠に繰り返していく。
私たちは、宇宙のビックバーンのように終わりが見えず、限りなく変化しながら流れ、広がり続けるこの世界から逃れる頃はできない。
私は自然や宇宙の流れに身を任せ、「この世界と事故との関係」を見たい願望のために表現を繰り返しているのだと思う。