⽔⼾部七絵 個展
開催概要
- 会期
- 2025年03月05日 〜 2025年04月20日
- 会場
- ART FRONT GALLERY (東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラス A 棟)
- 参加クリエイター
- 水戸部七絵
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面、絵画、レセプション
開催内容
この度、アートフロントギャラリーでは初めてとなる⽔⼾部七絵の個展を開催いたします。
ぜひご⾼覧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
※今回の個展は、会期を2 つに分けて開催します。
第⼀期:2025年3⽉5⽇(⽔)-3⽉16⽇(⽇)(予定)「Study of Dansaekhwa」
第⼆期:2025年3⽉21⽇(⾦)-4⽉20⽇(⽇)(予定)「Dansaekhwa」
今回の個展では、「Dansaekhwa(ダンサクァ)」をテーマに⽔⼾部七絵の新しい挑戦を発表します。
テーマ
「Dansaekhwa(ダンサクァ)」とは、1970 年代の韓国の芸術家たちによって実践された絵画形式で、モノクローム絵画の意味です。しかし、視覚表現だけではなく、精神やパフォーマンスといった多様な形式と素材を特徴としています。「Dansaekhwa」は⽇本語で「単⾊画」と訳されますが、先駆者たちの作品を参照すると、単に⾊数の少ない絵画という事ではなく、⾊数を絞ったことで、より物質的に、⾝体的に体感できる作品が多い
ように感じられます。
⽔⼾部はこの「Dansaekhwa」を2024年末から2025年かけて参加した韓国廣州のヨンウン美術館(Youngeun Museum of Contemporary Art)のレジデンスで知りました。これまで⽔⼾部は、多彩な⾊と、重圧感のある盛り上がった絵の具が印象的な絵画作品を多数発表してきましたが、今回「Dansaekhwa」の⾒識を深めたことにより、「⾊数を絞ることで伝えたいことをより強く表現できるのではないか」と新しい挑戦への意気込みを語っています。また、「Dansaekhwa」の先駆者でもある朴栖甫(パク・ソボ)や李 禹煥(リ・ウファン)、鄭相和(チョン・サンファ)の作品が、例えばキャンバスを折り曲げ、それによって⽣じるひび割れを利⽤し、絵具を繰り返し塗ったり、剥がしたりすることによって強度のある絵画をつくりあげていることに気づき、「絵画の物質性と⾏為」という点で、⽔⼾部のこれまでの絵具やオブジェクトの物質性を活かした作品との類似点を⾒つけ出しました。さらに、1960‒70年代の韓国は物資質的にも困窮し、独裁的な政治制度下にありました。
そんな状況を背景に、河鍾賢(ハ・ジョンヒョン)は、制作したモノクロの油絵具を⿇布の裏⾯から押し付け「裏ごし」し、あふれ出た絵画表⾯を、さらに筆でなぞって擦り付ける「接合」シリーズに着⼿しています。
⽔⼾部は、このような彼らの作品の絵具の持つ物質性や、単なる⽀持体としてではないキャンバスの可能性を追求し、物質性絵画において「⾝体」という物理的なアナロジーがDansaekhwa を理解する上で極めて重要であると確信した、と語っています。
本展では、⾊を絞るという新しい試みに加え、物質的、⾝体的に語り掛ける、より強度のある作品を展開します。
第⼀期:Study of Dansaekhwa
韓国 廣州のヨンウン美術(Youngeun Museum of Contemporary Art)のレジデンスで制作した絵画作品を発表。約3 か⽉のレジデンスでは、Dansaekhwa(単⾊画)と⾔っても、単にシンプルな画⾯を真似るのではなく、⽔⼾部独⾃のDansaekhwa を⽬指すべく、少しずつ少しずつ地道に⾊を減らしながら、抽象化した⼈物画の習作を50点ほど描きあげました。第⼀期では、その中から選りすぐりの数点と新作を展⽰します。
第⼆期:Dansaekhwa
⽇本に帰国後「Dansaekhwa」の研究と体験をより⾃⾝の作品へと
昇華させ制作した最新作を発表します。
幅3mを超える⼤作は、絞られた⾊彩とその絵の具の物質間によって、新たなる⽔⼾部作品の新シリーズを⾒せてくれるでしょう。第⼆期では、⽇本帰国後の最新作、約10点を展⽰予定です。