滝 清子 展
開催概要
開催内容
滝清子と内海信彦は、大学時代から互いの良き理解者であり、時に対峙しながら同時代を共にしてきました。今回、その二人が連続個展を開催することで、それぞれの視座、表現の道のりを重ね合わせます。
滝清子は自らの表現を「多重人格的自我」と称しています。その作品群は「まるで癌細胞が増殖するように」に自分から独立して細胞分裂してきたと言います。その時々に滝が体験し、あるいは感知した様々な事象に鋭く反応し、怒り、痛み、喜び、愛情、不安、恐怖、様々な感情の叫びとなって激しく画面に踊り、あるいは、彫像となって私達の目に飛び込んできます。殺戮や差別が繰り返される世界に対する絶望と、現在の自分を「肯定も否定もできずもがく様」が自分の作品であると滝は述懐しますが、それでも彼女の力強い表現からは人間への愛がほとばしるのを感じざるを得ません。