田村友一郎 ATM
開催概要
- 会期
- 2024年11月02日 〜 2025年01月26日
- 会場
- 水戸芸術館現代美術ギャラリー (茨城県水戸市五軒町1-6-8)
- 参加クリエイター
- 田村友一郎
- ジャンル
- アート
- タグ
- 映像、インスタレーション
開催内容
田村友一郎は、これまで既存のイメージやオブジェクトを起点にした作品を手掛けてきました。写真、映像、インスタレーションからパフォーマンスや舞台まで、多彩なメディアを横断し、ある土地の持つ、固有の歴史的主題から身近な大衆的主題まで幅広い着想源をもとに、現実と虚構を交差させた多層的な物語を構築することで、既存の歴史や記憶へ新たな解釈を付与し、それらを現代へと接続する点が彼の作品の特徴といえるでしょう。
本展では水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作《ATM》を発表します。来場者は、田村がこれまで書き綴った膨大なテキストを手がかりとして生成AIが創作するショートストーリーによって、田村の作品世界へと導かれます。ナレーションや語り手を伴った物語、説話、エピソードのような形態で、ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村は、作品の出発点にはテキストの述作があると言います。新作《ATM》では、この述作という行為を生成AIに委ねることで、田村の過去作の断片を辿りながら新たな物語を紡ぎ出すことを試みます。
[みどころ]
○ 田村友一郎 過去最大規模の個展
田村友一郎は、国際芸術祭「あいち2022」、ヨコハマトリエンナーレ2020、2019アジア・アート・ビエンナーレ(台湾)、釜山ビエンナーレ2018、SeMAビエンナーレ:メディアシティ・ソウル2014、瀬戸内国際芸術祭2013など数多くの国際芸術祭へ参加し国内外で活躍する、現在最も注目を集める現代美術家のひとりです。本展は田村の7年ぶり、過去最大規模の個展となります。
○ 生成 AI が紡ぐ物語
本展において田村は、水戸芸術館英語表記「Art Tower Mito」の略称「ATM」から着想を得た新作インスタレーション《ATM》を発表します。ナラティヴな要素をもつ作品を構築してきた田村が、これまで書き綴ったテキストをもとに、自身の作品の根幹にある書きあらわすという行為を生成AIに委ね、生成AIはそれを手がかりに、新たな物語を機械的に提示することを試みます。
○ 田村の再構築
新作インスタレーション《ATM》は、田村の過去作の断片群によって構成されます。本展を訪れる来場者は、生成AIによって紡ぎ出されるストーリーに導かれ、遺物としての田村の過去作を通り抜けながらも、新たな“田村”に出会うことになります。そのような意味では、回顧展に擬態した新作展とも言えるでしょう。