大崎信之 展
開催概要
- 会期
- 2012年05月21日 〜 2012年05月26日
- 会場
- Oギャラリーeyes (大阪府大阪市北区西天満4-10-18 石之ビル3階)
- 参加クリエイター
- 大崎信之
- ジャンル
- アート
- タグ
- 立体
開催内容
[作家コメント]
薄っぺらな表面だけの偶像彫刻を作ろうと思いました。
エルネスト・チェ・ゲバラをモデルにするため数冊の本を手に入れました。
その中に初めて目にする写真がありました。処刑直前と処刑後の写真です。
ボリビアのアンデス山脈の支脈にあるイゲラ村の小学校で銃殺されたゲバラはバレグランデに移送されました。
遺体はホルマリンを注入され、病院の洗濯場で二日さらされました。その時の写真です。
同時に処刑された他のゲリラたちは床にころがされ、ゲバラだけが流し台の上に頭を高く横たえられています。
遺体を調べる医者や将校、脇でポーズをとる兵士達、一般人と見られるやじ馬が写っています。
マンティーニャの『死せるキリスト』と同じ構図の写真もありました。
後にゲバラが『イゲラの聖エルネスト』、『赤いキリスト』と呼ばれる由縁です。
それらを見て少しの間(決して二日以上ではありません)私が考えている様な作品にしてもいいのかなと思いました。
キューバ革命の後、原理主義的純粋な言動により政府内でお荷物になっていたチェ。コンゴ、ボリビアへはカストロによりいわば厄介払いされた様なもの。絶望的なゲリラ戦を戦いながら、劇的な死によって革命の象徴になる事を望んだように思えてなりません。
しかしゲバラはカッコイイ“アイコン”になってしまいました。ならば私の考えている作品のモデルに最もふさわしいかもしれません。
政治的、宗教的イデオロギーを感じさせない軽くて適当な彫刻になっていればいいのですが。