木と紙と古いもの展-時間がつくるもの
会期: 2010-11-03 - 2010-11-07
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
展覧会タグ:
ミュージックイベント
紙
木工
開催内容
美しいものに触れたとき、それがいずれは朽ち、消えてゆくまでの姿を垣間見て、心揺さぶられることが有ります。
モノの生死に向き合ってきた三人の作り手の作品展。
私達のつくるものは風に化けれることはできるのでしょうか?
モノの生死に向き合ってきた木工作家富井貴志と和紙職人ハタノワタル、モノと人をつなげてきた恵文社一乗寺店生活館椹木知佳子の3人展
■富井貴志 木工
私がやりたいのは、今出来る限り木が持っている力を引き出し、
時が経過したときにさらに魅力が増すようなものを作ること。
私にとって当たり前だったはずのことに対する理解が、
少しずつですが深まってきました。
■ハタノワタル 和紙
築100年の我が家の梁は時間を塗り重ね深みのある存在感を放つ
これからも存在していこうとする力に満ち溢れている。
和紙に色を重ねる。過ぎていく時間を意識し色を重ねていく。
■椹木知佳子 恵文社一乗寺店
古いものを見るとき、いつも新鮮な驚きと発見があります。
今そこにある材料を利用し、知恵と手を使って作られたしろうとの作や
失われつつある、職人さんによる伝統的な工芸品や道具。
時に無骨で素っ気ないとさえ感じられるひとつひとつが
何のてらいも無く「もの」として美しいと感じるのです。
■北インド古典音楽
シタール:吉田こうき
タブラ:松本晃祐
紀元前の聖典ヴェーダを起源に、
現在まで口承で伝えられてきたインド古典音楽。
その時と場の即興性を重視し、永遠に進化し続ける、古くて新しい音楽です。
時空をも超える音楽が持つ力を共有しあいたいと願っています。