土の中にいる人
開催概要
開催内容
井澤茉梨絵の2年ぶりの個展を開催いたします。窮屈な空間にいる人を描いた大きめの絵画作品2点と、小品を数点展示します。
井澤の作品には植物や人など、生き物のモチーフが登場し、その生き物たちが助け合ったり、利用し合ったりして生きる様子を描きます。その際、支持体(キャンバスを張ったパネル)の範囲を水族館の水槽のような、制限のある空間、生活環境として考え、その中でモチーフとなる生き物たちが自らの意思で育っていくようなイメージで描いています。
これらの生き物同士の関係、そして生き物と環境との関係の中にある「適応と反発」というテーマが、井澤の制作の大テーマとなっています。
●作家コメント
本展では、「具象度を上げる」「人をモチーフの中心に据える」ことに挑戦した作品を展示しております。
人を描く難しさは、どう描いても人が主役に見えてしまうところにあります。そして、そこがおもしろさでもあります。新作では、作品のどこに注目するかによって主役が交代するように見えるもやもやした線など、「線」自体が気になる存在になるように表現しつつ、「人」という強いモチーフを用いることで、表現とモチーフをぶつけ合わせています。