葉緑素為吉 vol.16 迷い路
開催概要
開催内容
葉緑素為吉は、近年「正7角形」という図形に興味を抱き、様々な作品化を試みるようになりました。現実社会で実用性を持たず、美術やデザインでも扱われることのほとんどない「正7角形」を要素として新しい秩序を生み出すことはできないか、という彼の思考は、ある時「正7角形を14個接続することで生まれる円環」を基本単位として無限に拡張することが可能な作図法に到達します。けれどもその作図によって広がる平面には、正7角形以外の「余りの形」も同時に存在し続けるのです。だとすればその「余り」とは実は「余り」ではなく、正7角形とともにこの世界を構成する同等に意味のある存在なのではないか。そしてこの「正7角形」と「余り」の関係には、彼自身にはまだ見えていない謎が潜んでいるのではないか。そのような思考が彼の造形探求の重要なテーマとなってきたのです。