タイムトンネルシリーズVol.30 広川泰士写真展「旅の途中~」
会期: 2012-05-07 - 2012-06-01
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
写真
展覧会タグ:
写真
開催内容
タイムトンネルシリーズは、第一線で活躍する作家のデビュー当時の作品にスポットをあて、その発想や表現方法の原点を探る展覧会です。
30回目を迎える今回は、フォトグラファー・広川泰士氏にお願いしました。
広川氏は、大学時代に8ミリ映画の編集中、ルーペで見た1コマに魅了され、写真への興味を強く抱きます。そして独学でキャリアを重ね、ファッション、広告、CM、映画の撮影監督など幅広く活躍を続けています。
一方、作品制作でも、デザイナーズブランドの服を地方で生活する人たちに着せた異色のポートレート「sonomama sonomama」や、日本全国にある原子力発電所を現代日本の風景として切り取った「STILL CRAZY」、悠久の時をテーマに巨岩と星の軌跡を捉えた「TIMESCAPES─無限旋律─」など、独自のスタンスとダイナミックなフィールドワークで、その行動力と情熱はとどまるところを知りません。
さらに、2006年からは、「ゼラチンシルバーセッション」プロジェクトを立ち上げ、フィルムや銀塩写真文化を残す活動に意欲的に取り組んでいます。
「完成なんてありえない。まだまだ旅の途中」と語る広川氏。時代と共に歩みながら、写真の旅を続ける氏の全貌をご紹介します。
本展では、広川氏のデビュー当時から現在に至るまでを二会場にわたりご紹介します。
[第一会場] クリエイションギャラリーG8
筑豊やアメリカを撮影した初期の作品、7 0 08 0 年代のファッション写真、初期の代表作
「sonomama sonomama」、20年以上取り組んだ家族のポートレートシリーズ、テレビコマー
シャル、広告作品など幅広くご紹介します。
[第二会場] ガーディアン・ガーデン
代表作「STILL CRAZY」「TIMESCAPES─無限旋律─」のほか、地球の神秘的な色彩が
印象的な「SOUNDS FROM THE PLANET─惑星の音─」、日本海での重油流出事故現
場を8年に渡り撮影した「OILED COAST」、未発表の近作「BABEL─ごく普通の風景─」
など、オリジナル作品を一堂にご紹介します。