展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
版画
開催内容
1900年、京都に生まれた浅野竹二。自画,自刻,自摺りにこだわり、画壇から一線を画し独自の世界を貫きました。
大胆なフォルムと色彩で構成されたユーモアあふれる作品をご覧下さい。
京都に生まれた浅野竹二(1900-1998)は、京都市立絵画専門学校で日本画を専攻、途中油絵に手をそめましたが、再び日本画に復帰、土田麦僊の率いる「山南塾」に入塾し、国画創作協会展に出品するなど日本画家として活躍しました。31才ころより木版画の制作をはじめ、小林清親の「東京名所」に触発され日本各地の名所や行事などを題材にした「名所絵版画シリーズ」を手がけ、一方で自由な表現のもとに創作版画を制作しました。
アメリカの具象画家ベン・シャーンは1960年に来日した折、浅野のアトリエを訪ね“タケジ・アサノは自由な想像力と非常にモダンなフォルムの大胆さを繊細な手技の巧みさに結びつけている。”と高く評価しました。
本展では自画,自刻,自摺りにこだわり、画壇から一線を画し独自の世界を貫いた浅野竹二が制作した自由版画を
約25点展示いたします。どの作品も完全な抽象ではなく、鳥や虫や魚,馬,ラッパを吹く人物などを自在にデフォルメして多彩なイメージをつくりあげています。大胆なフォルムと色彩で構成されたユーモアあふれる画面に通う、ぬくもりとはつらつとした風刺精神、そして童心と詩情をご覧下さい。
なお、弊廊はこの展覧会で大阪 北船場・西天満界隈の19ギャラリーが共催する「FestartOsaka2012」に参加いたします。