なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』

開催概要

会期
2023年02月18日 〜 2023年05月07日
会場
太田市美術館・図書館 (群馬県太田市東本町16番地30)
ジャンル
アート
タグ
現代アート

開催内容

 作家・演出家・俳優の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太の3名によるプロジェクト『なむはむだはむ』。本プロジェクトは、「子供たちのアイデアを大人たちプロのアーティストがなんとか作品にする」というコンセプトで2017年に始まり、舞台を様々に変えて実践を重ねてきました。彼らは、子どもたちと共にワークショップを実施し、そこで生まれたアイデア物語を見つめ、解釈し、身体表現、音楽表現を伴う舞台作品や映像作品等としてアウトプットしています。
 効率的で、秩序に制御された忙しないこの社会で、子どもたちが想像する世界。物語として彼ら彼女らが映し出すこの世界の一断片を、アーティストが多方面から手探りでアプローチし、核は残したままこねくりまわしてかたちにします。本展では、美術家・彫刻家の金氏徹平も加わり、初めて展覧会としてクリエーションを展開させます。人々、言葉、イメージが絡まり合う当館と、『なむはむだはむ』の実践が衝突することでしょう。子どもと大人の表現が真正面からぶつかり合う本展を、どうぞご体験ください。

※「なむはむだはむ」は、ワークショップ中に子どもたちが生み出した、死者を弔うための言葉です。


見どころ
本展では、展示の方向性として、これまでのWSで生まれた400点にのぼる物語を総ざらいし、メンバー3人、金氏それぞれの視点を可視化させること、最終的にアウトプットされるまでのプロセスも重視することを目指しています。
展覧会場では、成長過程にある子どもたち、様々な経験を積んだ大人たち、それぞれが想像し、本気で遊び、創造したものが衝突して合体しています。彫刻をはじめとした立体造形や写真、映像、音による展開、グラフィックデザイン等多様な表現手法にてクリエーションを館内全体に展開させる予定です。人びとが表現を媒介にしてぶつかりつつ合体する、そうした在り方を示す展覧会がこの「なむはむだはむ展」といえるでしょう。ぜひ、『なむはむだはむ』としての場の在り方をご体験ください。

アーティスト
■岩井秀人(いわい・ひでと)
1974年、東京都生まれ。作家・演出家・俳優。
2003年に劇団ハイバイを結成。2012年NHKBSドラマ『生むと生まれるそれからのこと』で第30回向田邦子賞、2013年舞台『ある女』で第57回岸田國士戯曲賞受賞。近年は、フランス・ジュヌビリエ国立劇場『ワレワレのモロモロジュヌビリエ編』構成・演出、音楽劇『世界は一人』の作・演出のほか、『いきなり本読み』などプロデュース企画も積極的におこなっている。俳優としては、舞台『キレイ-神様と待ち合わせした女-』、舞台『阿修羅のごとく』など。待機作に、2023年3月、パルコ・プロデュースのミュージカル「おとこたち」作・演出を控える。本プロジェクトの発起人。
岩井秀人 HP https:://ware.mobi/members/iwaihideto/

■森山未來(もりやま・みらい)
1984年、兵庫県生まれ。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流使として、イスラエルに1年間滞在、Inbal Pinto & Avshalom Pollak Dance Companyを拠点にヨーロッパ諸国にて活動。「関係値から立ち上がる身体的表現」を求めて、領域横断的に国内外で活動を展開している。俳優として、これまでに日本の映画賞を多数受賞。
ダンサーとして、第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。監督作として、ショートフィルム「Delivery Health」「in-side-out」などを手がける。2021年3月11日には京都・清水寺でのパフォーマンス「Re:Incarnation」の総合演出を務め、東京2020オリンピック開会式では鎮魂の舞を踊った。2022年4月より神戸市にArtist in Residence KOBE(AiRK)を設立し、運営に携わる。ポスト舞踏派。
森山未來 HP https:://www.miraimoriyama.com/

■前野健太(まえの・けんた)
1979年、埼玉県生まれ。シンガーソングライター、俳優、エッセイスト、ラジオパーソナリティなど多方面で活躍。2007年「ロマンスカー」にてCDデビュー後、7枚のオリジナルアルバムを発表。
主演映画『ライブテープ』監督:松江哲明、『変態だ』原作:みうらじゅん、監督:安斎肇、出演ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』など。2011年第14回みうらじゅん賞受賞。2017年、エッセイ集『百年後』(STAND!を刊行。2019年、パルコ・プロデュースの音楽劇『世界は一人』作・演出:岩井秀人で音楽、演奏、出演を担当。太田市美術館・図書館開館記念展「未来への狼火」に作品「金山の物見台から」詩、「滑走路」歌ほかを出品。2022年4月、最新アルバム「ワイチャイ」をリリース。
前野健太 HP https:://maenokenta.com/

■金氏 徹平 (かねうじ ・ てっぺい)
1978年、京都府生まれ。美術家・彫刻家。2003年、京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。日常にある既製品などの事物を素材に、コラージュ的手法によりモノと人、モノとモノなどの関係性を問うような作品を手掛ける。
2009年「金氏徹平展溶け出す都市、空白の森」(横浜美術館)、2016年「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)をはじめ国内外で個展を多数開催。また、演劇作家・小説家の岡田利規が主宰する演劇カンパニー「チェルフィッチュ」や小説家の村田沙耶香など、他分野とのコラボレーションも多い。
2015年第33回京都府文化賞奨励賞、2018年第29回タカシマヤ文化基金を受賞。現在、京都市立芸術大学美術学部彫刻科准教授。
金氏徹平 HP https:://teppeikaneuji.site/


■AFFORDANCE 代表:平野篤史(ひらの・あつし)
1978年、神奈川県生まれ。グラフィック・デザイナー。2003年、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。株式会社ドラフトを経て、2016年8月デザインスタジオ「AFFORDANCE」を設立。自身の表現としての作品も制作・発表している。現在、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科准教授。主な受賞歴:TDC賞、JAGDA新人賞、経済産業大臣賞、SDA賞、CSデザイン賞など。
AFFORDANCE incは、現在、デザイナーとして萱沼大喜、赤間冴江子がいる。街づくりに関わるデザイン、サインデザイン、空間デザイン、企業ブランディング、CI、VI計画、プロダクトデザイン、パッケージデザイン、ウェブデザイン、エディトリアルデザイン、モーショングラフィック、オリジナルフォントデザインなど、デジタルからアナログまで表現を問わず、スタディから生まれる、ユーモアや偶然性までも包括する奥行きのあるデザインを展開、活動をしている。

AFFORDANCE HP https:://affordance.tokyo/

なむはむだはむ展『かいき!はいせつとし』