西澤利高「密接距離-intimate space」

開催概要

会期
2022年08月18日 〜 2022年09月11日
会場
Yu Harada (東京都新宿区住吉町10-10)
参加クリエイター
西澤利高
ジャンル
アート
タグ
インスタレーション

開催内容

SYP GALLERY は、2022 年8 月18 日(木)から9 月11 日(日)まで、2 年ぶりとなる西澤利高「密接距離-intimate space」を開催いたします。


西澤利高は1965 年岐阜県生まれ。
1992 年に東京藝術大学大学院美術研究科 彫刻を修了。
以来、数多くのモニュメントの制作・発表などを行いながら精力的に活動しています。また近年は芸術祭にて大型のインスタレーション作品を発表しています。海外での活動も多く、Delft(オランダ)での大型彫刻の制作・設置などを始め、インドネシアなどでも発表を行っています。

西澤は2005 年から「LOOP」という彫刻を継続して制作してきました。「LOOP」はねじられた金属の帯板を溶接、接合して、最後に捻れた部分を繋いだ彫刻です。その溶接が解かれた時、ひとつの捩れた輪になります。この行為により西澤は表と裏、始まりと終わりのない連続した時間の集積を表現し、その境界を曖昧にし、空間の裏側を提示させました。2020 年の個展で西澤はそれまで用いていた金属から一変し、アクリル板を使った無色の人体彫刻を造りました。その頃からコロナ禍が始まりかけており、自身の対象に対する距離感が少しずつ狂い始めたと西澤は言います。

本展では、狂い始めた人やもの、風景に対する距離感。自分自身ではないような強制された距離感。微妙に食い違ってしまった距離感に慣れないうちに、強制されたアクリル板越しに眺める向こう側、自らが仕切りとなっての密接距離や辿り着けない薄さの向こう側みたいなものを感じ、その感覚を無色のアクリル板で表現しました。

西澤の感じた微妙に狂い始めた他者との距離感。対象に対する見えない断絶。決して密接しない薄いベール越しの皮膚感覚。そのような今の気分を彫刻にした西澤の作品を体験してください。

西澤利高「密接距離-intimate space」