三平 硝子 個展『Real?』
開催概要
開催内容
三平の作品はガラスをバーナーの火の中に入れる「バーナーワーク」と呼ばれる技術で制作されます。ガラスカルチャーとしてのバーナーワークは70年代にアメリカで起こったスタジオガラス運動(個人が小さなガラススタジオをもちアート作品を作ろうというヒッピーカルチャー)の中で生まれたもの。このガラスカルチャーは90年代にボロシリケイトと呼ばれる、多くの色彩がある強化ガラスという新素材を得て以降、多様な作品が生まれることとなります。三平のガラスアートもこの系譜に位置しています。
長年BMXのライダーとして「Xsports」を実践し、日常を仲間と共に過ごしてきた三平。彼のもつ独特の探求心や過激さ、繊細さ、精神性、美意識といったものはその経験から醸成されたものであり、作品の中にも同質の感性を随所に見て取ることができます。
本展では、三平が現実に起こった彼自身の出来事や出会った人々を元に、それらを非現実的なモンスターとして表現。現実と非現実の異なるようで紙一重の二面性の世界を立体作品として発表いたします。
また、今回の作品では不透明な色ガラスを中が空洞のガラス管の状態に形づくり、内側には糸や液体を入れることでモンスターの内面や溢れ出るエネルギーを表現しています。
ガラスカルチャーとストリート、彼自身のストーリーがガラスアートの中でラジカルに交差する、彼だけにしか成し得ない新しい表現と世界をお楽しみください。