信像 今野健太 久保田沙耶

開催概要

会期
2022年03月26日 〜 2022年04月30日
会場
HARMAS GALLERY (東京都江東区清澄2-4-7)
参加クリエイター
今野健太 / 久保田沙耶
ジャンル
アート
タグ
ドローイング、彫刻、平面

開催内容

アルマスギャラリーでは、3月26日から今野健太、久保田沙耶の2人による「信像」展を開催します。
今野、久保田の二人は、同時期に開催される『つくばアートサイクルプロジェクト 2021ー2022 「アントロポセンー分岐点を超えた景色ー」』にも出展しています。

今野健太は東京芸術大学大学院博士後期課程美術専攻を修了後、広島を拠点に制作を行っています。
一貫して石彫による人体彫刻によって、自分自身を把握することさえ出来ない人間の不確かさや不安をテーマに、複数の人物が変形し融合した立像や、大人とも子供ともとれるようなデフォルメされた人物たちを制作してきました。

今展で発表される『揮発する肖像』は、今野の制作キャリアの初期から作られてきた重要な首像のシリーズです。
的確な造形技術に忍び込ませるようにディフォルメと違和感、変形した人体が挿入されており、不安定にうつろい、明滅するように変化する人間の感情を表現してゆく作品となっています。

大型作品の長期にわたる制作期間の中で発生する石の破片を使用し、ドローイング代わりに即興的に完成させるシリーズとしてはじまった『テノヒラ』も割れた石の断面と対照的に有機的な作家の掌のディテールと、作り手の不明な時代の彫刻や石器などへの観察による原始的なフォルムが同居した掌サイズの作品群であり新作旧作が入り混じった構成となります。

久保田は1987年、茨城県生まれ。筑波大学芸術専門学群構成専攻総合造形、東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修士課程修了、同博士号取得。
代表的な展示に、個展「Material Witness」(大和日英基金)や、アートプロジェクト「漂流郵便局」(瀬戸内国際芸術祭2016)などがあります。

久保田の制作において、作家自身の身の回りの大切に思うものごとを主題にした詩情に満ちたドローイングやガラス絵、彫刻作品がここ数年の中心となっています。
幼少から身近にあった祈りの対象も画題として幾度も描いており、様々な描き方で描くことにより自身の内面でうつろう印象を捉え直しているかのようです。
今回はすべて新作のドローイングで構成した展示となります。

信像 今野健太 久保田沙耶