ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント

開催概要

会期
2022年02月23日 〜 2022年04月10日
会場
名古屋市美術館 (愛知県名古屋市中区栄2-17-25 [藝術と科学の杜・白川公園内])
ジャンル
アート

開催内容

 20世紀初頭、ファン・ゴッホ作品の世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー。ファン・ゴッホの芸術に深い精神性を見出し、情熱と理念をもって収集活動に打ち込んだヘレーネは、のちにクレラー=ミュラー美術館を設立し、作品を広く公開する夢を実現しました。
 本展では、作品を通じて魂の交流ともいえる深い結びつきを得た画家と収集家の関係に焦点を当て、ファン・ゴッホの魅力に迫ります。クレラー=ミュラー美術館のコレクションから、選りすぐりのファン・ゴッホの油彩画28 点と素描・版画20点を展示。また、ミレー、ルノワール、スーラ、ルドン、モンドリアンらの作品20点もあわせて展示し、近代絵画の展開をたどるべく築かれた、ヘレーネの類まれなコレクションをご紹介します。さらに、ファン・ゴッホ美術館から《黄色い家(通り)》を含む4点を展示し、ファン・ゴッホの人気が飛躍的に高まっていく背景にも注目します。
 約30万人が来場した東京会場から福岡へと巡回し、このたびいよいよ本展が名古屋へやってきます。本展を国内で観覧できる最後のチャンスにご期待ください。


ヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869-1939)
1907 年から近代絵画の収集を始め、実業家の夫アントンの支えのもと11,000 点を超える作品を入手しました。美術批評家のヘンク・ブレマーをアドバイザーに、西欧美術の流れをふまえながら多くの作品を購入。作品の感動を多くの人々と分かち合い、またコレクションを後世に伝えるべく、早い時期から美術館の設立を考えはじめます。特にファン・ゴッホがまだ評価の途上にあった1908年からおよそ20 年間に積極的にファン・ゴッホ作品を集めて、世界最大の収集家となりました。1938年にクレラー=ミュラー美術館を開館し、初代館長に就任。美術館の設立という長年の夢を実現した翌年、70 歳で逝去しました。


[主なみどころ]
〈糸杉〉最後の傑作、16 年ぶりの来日!
「〈ヒマワリ〉のような作品にしたい」と、ファン・ゴッホが本格的に取り組み始めたのが糸杉でした。おそらく南仏滞在の最後に制作されたプロヴァンス時代の集大成ともいえる作品《夜のプロヴァンスの田舎道》が16 年ぶりの来日です。

ゴッホを「ゴッホ」たらしめた立役者の一人、ヘレーネ・クレラー=ミュラー
ファン・ゴッホの芸術に魅了されたヘレーネは、質の高い作品を選び、初期から晩年までの画業が辿れるよう体系的に収集していきます。本展では、ファン・ゴッホの評価が確立される土壌を育んだヘレーネ・コレクションをじっくりとご堪能いただけます。

《黄色い家(通り)》も!ゴッホ作品52 点をご紹介!
ヘレーネのコレクションに加え、ファン・ゴッホ美術館のコレクションから《黄色い家(通り)》なども特別に出品されます。ファン・ゴッホの油彩画、素描、版画、合計52 点を一堂に鑑賞できる機会にどうぞご期待ください。

ゴッホ展――響きあう魂 ヘレーネとフィンセント