メタ・メッセージへの感受性 vol.02 - 大きき他者 小さき汎神 -
開催概要
- 会期
- 2021年08月21日 〜 2021年09月05日
- 会場
- HIROSAKI ORANDO GALLERY (青森県弘前市百石町47-2)
- 参加クリエイター
- 青野文昭 / 川中政宏 / 川端健太郎
- ジャンル
- アート
- タグ
- 廃品、廃材、リフレクティング、物質、障がいとアート、生きづらさとアート、非言語コミュニケーション、川端健太郎、青野文昭、川中政宏、陶芸、現代美術
開催内容
展覧会概要:
言語的コミュニケーションに依らない対象・事象からの“学び”と“対話”を、主に非言語的表現(視覚芸術)を方法論として掘り下げることを目的として2020年・山形でスタートした、『メタ・メッセージへの感受性』。本展覧会は、その第2回展になります。
コミュニケーションを試みる上で、言語性・論理性から逸脱したノンバーバルな対象として、今展は「物質」にフォーカスいたします。
予期せぬウイルスの影響下で、私たちの周縁環境への意識や対人との繋がり方は、これまで経験したことがない特異な変容を余儀なくされました。それは図らずも、言語を拠り所とした既存のコミュニケーション形態や方法論に対する固定概念や自明性への異和を浮き彫りにしながら、当然のシステムとして身を晒し享受してきた「群れること」や集団的同調性への虚無感や焦燥感、疑念として、コミュニケーション原理そのものを相対化し続けているというリアリティが、日々強まっていると実感せずにはいられません。
「個」として存在する時間が増す中、対人間のみならず万物における“他者”との本質的関わり方への問い、そして“他者”と自己の境界に明らかに存在する「閾」の間主観的余白の構造について思考する必然性が、パラダイムシフト後の時間を生き抜くべく、顕著に生じています。
本展示では、制作へのアプローチ方法として、言語なき対象である物質との“ポイエーシス的対話”を、実践的に長く深く制作理念に据えることで独自の表現領域へと到達していると個人的に感じる、3名の現代美術作家によるインスタレーションをモデルとします。物質という言語性に依らない“他者”との、共感性やシンクロニシティを前提とした、非言語的対話の視覚化は可能であろうか。あらゆる物質が内包するかもしれない、霊性や神性への感知や畏怖をも含んだノンバーバル・コミュニケーションの多様性と可能性について、観覧者の方々と共に対峙し思考する契機となればと思います。