揺れる目、浅い眠り
開催概要
- 会期
- 2021年06月19日 〜 2021年08月22日
- 会場
- BnA Alter Museum (京都府京都市下京区天満町267)
- ジャンル
- アート
開催内容
この度BnA Alter Museumでは、ikik、朝比奈、彌永ゆり子、内野小春、藤田紗衣、矢島茉絢によるグループ展「浅い眠り」を開催いたします。
本展は、90年~00年に生まれた6組のアーティストたちによる作品が展示されます。
彼ら/彼女らの世代はちょうどY世代~Z世代にまたがっており、Y世代は初のデジタルネイティブ世代であることやZ世代はiGen(スマホ世代)であることも特徴と言えるでしょう。
ここでデジタルネイティブな世代の中でも最も早い時期に生まれたアーティストの作品を紹介したいと思います。ティルマン・ホーニッヒ(*1)というアーティストなのですが、スマートフォンやノートPCの形にカットされたガラス板を用い、それらをリアルな世界を透過し反射する装置として、と同時にアクセス可能な膨大なデータの消え失せた空虚な物質として象徴的な写真作品を制作しています。
その中で露わになっているのは、リアルとバーチャルが溶け合うこのガラスの表面こそが我々の目と言えることかもしれません。
さて、今回の展覧会では、膨大なデータへとアップロードされ続ける(*2)我々の目を出発点として、今またリアルな作品をもってフィジカルな目をアップデートをしたいと考え企画しました。
とりわけ、今回の参加アーティストの半数以上は、スマートフォン(インスタグラム)でたまたま見つけた方で占められています。
本展のタイトルはそのような状況に加え、現在のコロナ禍の不安定な生活の中で寝れずに夜中ベットの中でどうしてもスマートフォンを弄ってしまうような、そんな瞬間から来ています。
本展では、ゲームやコミックから影響を受け奇怪な生物たちが生きる空想世界を描くikik、3DCG独特の光沢テクスチャ表現を特徴としたオブジェクトを中心にグラフィックやデザインを制作する朝比奈、低解像度なデジタルグラフィックの描画過程をモニターとチープな素材で構成されるフレームで絵画化する彌永ゆり子、ワタを詰め造形したサテン生地に描くことで地と図の境界に揺さぶりをかける内野小春、ドローイングをデータ化し(または変換し)複製/印刷技術を介入させ元とは異なる時間や空間を付加する藤田紗衣、現実のオブジェクトをモチーフに不思議なものへと置き換え親密な空間を異化する矢島茉絢、以上の6組のアーティストの作品を紹介します。