堀浩哉 回顧展 Kosai Hori Retrospective
開催概要
- 会期
- 2021年02月13日 〜 2021年03月06日
- 会場
- √K Contemporary (東京都新宿区南町6)
- 参加クリエイター
- 堀浩哉
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
70年代から様々な表現方法を自己に落し込み、まさに自由な発想でその時代の芸術活動を牽引してきた堀浩哉。本展は、PART I(初期から中期の絵画)とPART II(2015年以降の近作絵画)との2セクションで構成される展示会となり、初期から近作まで、堀浩哉作品の変遷をお楽しみいただけます。また、本展では国内外で多くの作品を発表してきた同氏の国内未発表作品も出展いたします。
さらに、本展は新作展や、インスタレーション作品展との連動開催。様々な芸術活動を行ってきた堀浩哉という美術家を包括的にご覧いただける初の試みとなっています。
一見センセーショナルな画面に対峙すると、全魂を込めた叫びに近い線と線の重なりが念仏を唱えるかのような幾重もの線で封印され、張り詰めた静けさだけが現れます。その時々で表情の変化はあるものの発する気迫は薄れることなく芸術へと昇華しています。
氏がひたすらに向き合ってきた「絵画」という体系を本展でご覧ください。
<PART I:初期から中期の絵画-1978~1991年>
「1960年代の「前衛の時代」、反芸術、ミニマリズム、概念芸術を経て、70年代を出発点とするぼくらは芸術をゼロ地点から見直し、組み立て直すことを強いられた。ぼくもまた、パフォーマンスやインスタレーションを繰り返しながら、そこからの視点で絵画への契機を見出そうとしていた。・・・たどり着いたのが1980年発表の「エリゼの肖像へ」シリーズ(兵庫県立美術館蔵など)であり、今回の展示はその中の1点。
それから1984年には「絵画」でベネチアビエンナーレに参加するなど、ひたすら絵画のみに専念していた時期の一端を、ここに展示している。」(堀浩哉)
<PART II:近作絵画-2015~2019年(滅びと再生の庭)>
「そこはなんとも不思議な植物園だった。世界の各地から、様々な植物の種や株を持ち込み、植え込んでいった。そのほとんどは根付かず滅びてしまう。しかし中には環境に適合し、あるいは先住の同種と交配しハイブリッドとして生き延びるものもいる。そうやって分類を無視して生存競争にまかせながら、それでいてとてつもなく官能的でもある植物園。・・・妻がJに『ここは滅びと再生の庭ね』と言った。Jは一瞬とまどったけれど、『ああそれはいい言葉だ』とうなずき、さらに『コウサイがここでドローイングを繰り返しているのも、まさに滅びと再生の行為だね』と言った。」(堀浩哉)