Reflection
開催概要
開催内容
日常において他者と関わるにはコミュニケーションが不可欠であるが、
それを補完するために積極的に使用されているのが文字である。
しかし、共通認識のない環境においては唯の図形に過ぎない。
私自身、幼少期異なる言語体系の中に唐突に身を置かれた時そう感じ、
そしてその図形の単純な美しさに惹かれた。
「すべてのローマン・アルファベットの永遠の源」と言われる113年に建立したトラヤヌスの碑文から活版印刷を経て世界中の図案・文字が流通する現在に至るまで、東西様々な角度から美的に磨き上げられてきた文字は「タイプフェイス (Typeface)」という概念となり普及したが、
文字というものの性質上「文字自体の意味」が先行しそれそのものの美術的価値を感じてもらい辛く
一般的には未だ文字は文字であるという認識に留まっている。
この一連の流れにおいて感じた疑問から
文字の純粋な美しさを表現すべく、自作文字「panties fonts」使用し描き続けている。
アルファベットやひらがなを模した自作文字「panties fonts」は
同時に女子の足のようでもある。
これは私自身が興味があり描いていて美的に美しいと思うものを
単純に合わせただけのものであるが、意味と文字を切り離す行為でもある。
そして、鑑賞者にとってはバラバラのモチーフをつなぎ合わせていく行為である。
見覚えのあるものを判別、理解しようとする際に
自分自身に馴染みの深い「文字」から読み解こうとし、
次第に絵自体に意味を見出そうと無意識的に行動する。
その行動こそが
無意味なものが合わさる心地よさ
新たに意味を見出す面白さであり
コミュニケーションの正体であると考える。
このコミニュケーションの妙を
鑑賞者に体感してもらうことを目指している。