石居麻耶「きらきら」
会期: 2010-09-17 - 2010-10-02
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
レセプションパーティー
イラストレーション
平面
開催内容
きらきらと輝く海。空。その境界線。
夕日を浴びて暮れなずむ街並。少しずつ、街灯が灯り始める。
石居麻耶が捉えるワンシーンは、とても身近なものでありながらいつもどこかささやかな希望を感じさせてくれます。
今展では夏の空を描いた大作に加え同じ女の子を追った小さな作品を発表します。
24点にも及ぶこのシリーズ。
時間の経過とともに風景は表情を変え、女の子の様々なしぐさからはその生き生きとした様子が伝わってきます。
まるで思い出のアルバムのページを一枚一枚めくっていくかのような優しい視点がそこからは感じ取ることができます。
日常のひとこまから広がっていくメッセージ。
そのつながりが紡ぐ、ひと綴りの物語。
同じ場所、同じ人物を描けども、同じ瞬間は二度とないのです。
その瞬間に込めた石居の想い。
波にきらめく光と影の間から、作品と作品の温かい関わりからきっと伝わってくることでしょう。
太陽が沈む。
その空の向こうに明日を想いながら、
静かな眠りにつく。
太陽が昇る。
日々のあらゆる心境を受け止める手紙が届く。
過去という名の差出人から。
今日という一日が目覚めと共に始まる。
あたりまえのようなそのことが
奇跡的なことに思えるとき、
永遠という言葉が輝く。
例えるならそれは、夏のきらきら。
なつゆめ
きらきら
おもいで
ゆらゆら
あなたが
どこかで
わらって
くれたら
わたしも
うれしい